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前へ 次へ 1940年 『つまりヒモに必要な物は観察力。そして忍耐力だ。そしてなにより――――』 『はっ、お前、人の話を聞いてたのか?』 『お、やっと笑ったな』 『呆れてるんだ。この変態、野獣』 隣に座る虎をはたく。 音もしないくらい弱かったが、虎は場所に合わないほど陽気に笑った。 『ハッハー、大正解だ。こういう時は笑うのが一番だぜ?』 『…気楽な物だな。こんな死線に潜りこんで来るような奴だから、もっと…』 少女は流し目で少しばかり高いところの虎の顔を見やる。 『あん?』 『いや、まるごとバカだ。期待した私達が間違ってた』 『ハッハッハ!女の子が戦ってんだぜ!?バカにならなくてどうすんだ!』 溜息をつく少女に、虎は呵々と笑う。 随分とよく笑う奴だと。少女はぼんやりと思った。 『酔狂な奴だな…そんな理由で戦ってきたのか?』 『女の子の為に戦ってるからな。俺が戦って、女の子が助かるなら本望さ』 そう言うと、虎はまっすぐに少女の目を見詰めた。 口元の笑みは変わらないが、その緑の目はとても真剣で。 なんだかおかしくなって、気の抜けたように少女は笑った。 『バカだなぁ』 『…やっぱりあんたは綺麗だな』 『煤だらけなのに?』 『ああ、女神の様だ。この髪も、瞳も』 試すようにいじらしく。 囁くような少女の声に、虎は柄にもなく言った。 赤くなったのはたのは少女の方だった。 焦る様に少女が口を開くと、虎は遮るように立ちあがった。 『…ハッ、どうも敵さんは俺に休みもくれないらしい』 『え?』 『聞こえ…ないか、南東57kmで2分後に敵と接触だ』 虎が耳をぴこりと動かし、すいと空に指をさす。 少女は魔力を少し放出すると、大鷲の耳羽をなびかせ、その空をにらんだ。 『…アレか』 『見えるのか?』 驚いたように虎が言う。 鳥類を使い魔に持った者は視力の方が上がるらしいが、虎は少し違うようだ。 『当然だろ?…もう飛ぶのか』 『当然。かわい子ちゃんが俺を待ってるからな!』 意気揚々と虎は吼える。 そうすると虎は向き直り、少女の頭をわしゃわしゃと撫で、 『ここでお別れだ、黄の14。いつか俺の隣を飛べるようになるといいな』 虎のある所負け無しと、そういわれるほどの強さ。 転々と欧州を飛び回り、目の前の敵は全て薙ぎ払ってきた虎はそう言って笑った。 『ふふん、私の僚機にしてやろうか?』 そんな虎にそう言ったのは、どうしてだか解らない。 そう言われた虎はきょとりとすると、ふっと笑った。 『そいつはいい話だ…黄の14』 『なんだ?』 『たとえここが落ちたとしても、必ず奪い返してやる。俺が嬢ちゃんの空を守ってやる。だから今は―――』 『分かってる。ここは私の空だぞ?』 虎は少女は頬を指で拭い、眉間をつめる。 なんて言おうとしたのかは知らない。それでも少女は虎の声を指で制した。 そんな少女に、虎は本当に柄にもなく口を開いた。 『…黄の14、あんたの眼は俺の愛する海にそっくりだ』 『…ふふん、光栄だな。次に合う時には名前ぐらい聞かせろよ?』 『ああ、また空で会おう』 それっきり、二年の時が流れた。 マルセイユ(会えたと思ったらやっぱりバカで無茶でどうしようもなくて、その癖信頼だけはまた持って行って…) 整備兵達の怒号と確認の大声、エンジンの轟音、金属の擦れる音 一緒くたに耳に飛び込んで来る音の洪水を噛み締める。煌々と胸に闘志が揺らぎだすのを感じる。 戦う前の喧騒が響けば、戦いの匂いが充満する。 集中力が高まり、自分の呼吸のみが聴覚を支配していく。 整備兵6「エンジン良好、いつでも行けます!!」 担当整備兵が親指を突き立てて発進ユニットから離れた。 加東「…ええい、今日だけよ!マルセイユ!全機出撃!」 整備兵6「班長、本当に、良かったんでしょうか…」 整備班長「俺達の仕事は、嬢ちゃんや俺がしっかりと飛べるように整備する事だ。それ以上は戦う奴等の誇りを汚すことになる」 整備兵3「仕方ないが通る事じゃねえ。俺達は俺達のやる事をやった。みんなの翼を、俺達がもぐわけにゃあいかねえよ」 熱気に揺らぐ四機の陽炎を目で追いながら、男達は言葉を交わす。 願う事は、愛機の活躍と、ウィッチ達の無事。 整備兵1「…俺達は唯、祈っていればいい」 砂漠上空 ≪どう?黄の14。新型の履き心地は≫ 先行して機体の動作をチェックするマルセイユに加東が呼びかける。 ≪確かに性能はいいな……フリッツの方が履きやすいよ≫ 軽やかにロールをしながらマルセイユとペットゲンが後方の加東、稲垣の方に辷ってくる。 心配そうにマルセイユの後ろに飛ぶペットゲンも少し安心したような表情だった。 ≪機体のチェックも済んだ事だし、急ぎましょう≫ ≪ああ、さすがにマイルズ達も飛行杯は領分じゃないからな≫ ≪俺さん、大丈夫でしょうか…≫ ≪大丈夫だよマミ。あいつはそんな簡単にくたばったりしないって≫ ≪しかし今回ばっかりは少し心配ね。何が陸戦4機と飛行杯13機よ…≫ あんまりにも改ざんされた報告に溜息が出る。 この二ヶ月あまりで発覚した虎の癖。いや、癖と言うには無茶すぎる、彼にとってのいつもの事。 ≪来るなの一点張りだったからな…≫ ふらふらと着陸しようとするマルセイユをそのまま抱きとめ、状況を聞いた途端に「俺が一人で行く」の一点張り。 ふざけるなと言い返した所で勢いは止まらず、挙句の果てには指令部へ嘘の報告をして集合を遅らせる位だ。 ≪いつもの事だが、今回はな≫ 私らしくも無いと彼女は笑うが、加東は空気がぴりぴりしているのを感じていた。 嫌な予感。おそらく激戦に身を置いた者だけが分かる勘のようなもの。 それを知っていたから俺は一人で飛んだ。それを感じたからマルセイユは俺を追った。 単純だ。たったそれだけ。そしてきっと二人の感じた物は正しい。 加東達は速度を上げ、無線から飛んでくる座標へと急いだ。 ≪急ぐわよ!地上部隊も俺もかなり消耗してる!≫ 俺「だあぁッ!畜生!こういうのは中尉向けだろォが!!」 落としても落としても機体に群がる飛行杯に、轟音に揺れる操縦席で吼え立てながら 急降下からの射撃で地上の陸戦型ネウロイの脚を吹き飛ばす。 ≪―――――――!――――!?≫ 無線から怒鳴り声が洩れるが音を成さない、否、俺の聴覚が反応しない。 俺「マイルズか?聞こえねえぞ!腹の底から声出せ!!」 急上昇で全身にかかるGに耐えながら吼える。 息切れが激しい。段々と遠くなる聴覚に魔法力の底を感じながら飛行杯の背後を取る。 ≪――!!―――――――!!!!!≫ 俺「もっとだ!あんたが[ピーーーー]になるぐれェの声出せ!!!」 マイルズ「んのバカ虎がァ!!何を聞かすかぁああ!!!」 ≪~~~~~ッい゙ぃ゙!!?≫ 無線の先から飛んできたちょっと表現できない声に、地上で戦うマイルズは吼えた。文字通り。 その場の全員の鼓膜を破壊せんばかりの咆哮に非難の声があちらこちらからあがってくる。 マイルズ隊1「~~~…ッ少佐ぁ!全員繋がってるんですよ!?」 シャーロット「いったぁ……ねえ[ピーーーー]って何?」 北野「ひゃああ!シャーロットちゃん駄目ぇえええ!!」 パトリシア「馬鹿虎ぁ!あんた何覚えさせてんのよ!」 陸戦に徹甲弾を叩き込むシャーロットに隊員は叫んだ。 マイルズの、ネウロイからの攻撃が一瞬止む程の大声に鼓膜が破けたんじゃないかと心配になるが、無線越しに響く俺の笑い声を聞いて安心した。 マイルズ「あなた達静かにしなさい!混信する!!」 全員「スミマセン……」 一気に賑やかになった回線にマイルズが声を張ればさっと治まる。 いい感じに緊張が抜けた隊員に溜息をつくと、彼女は無線へと叫ぶ。 マイルズ「俺!計器盤の周波数合わせるダイヤルがあるでしょ!?その横の針を上げなさい!」 ≪針だぁ!?≫ マイルズ「それよ!」 ≪うおぉ!!?≫ 針を上げた途端大きくなっただろう声に、向こうから驚く声が聞こえる。 たとえ聴覚が遠くなろうとも、間近の骨から伝えれば問題無い。 ≪骨伝導か!いつの間にこんなモン用意したんだ?≫ マイルズ「ケイから聞いてる。魔法力制限のおかげで感覚が遠くなるんでしょう?」 ≪…まあな≫ マイルズ「隠すなバカ虎」 息を飲んだ音に思わず笑みがこぼれた。 そうやって自分の事は隠す。まるで子供じゃないか。 ≪言い忘れたんだよ!≫ マイルズ「そうでしょうね!」 急に強くなった声と言い合いながらも徹甲弾を撃ち込む手は止めない。 上空の俺も同じく、より読み辛い動きで飛行杯を翻弄する。 荒々しく命を貪る様に、虎の幻影を見た。 アビゲイル「掃除かんりょーってとこかしら!?」 確認を取りながらコアを撃ち砕く。砂が口の中でジャリジャリして気持ちが悪い。 マイルズ隊3「帰ったらシャワーですよね?隊長!」 マイルズ「あったり前でしょ!地上全機撃破!俺!」 ≪あいよ!≫ 天を仰げば黄金の光が空に満ちる。能力開放の合図でもある輝きに目を細め、俺を追う。 どうやら細めた一瞬で終わったらしい。最後の飛行杯が砕け散った破片が空を舞っていた。 ≪…ハッ…全機撃墜!どーでぇマイルズ!≫ 無線越しに荒い息と共に俺が勝利を告げる。 陸もそうだが、凄まじい集中力を要する空中戦を約7分も一人で行っていたのだ。地上への支援も含めて考えれば、まさに鋼の精神。 マイルズ「ビューティフォル。さすが虎ね」 ≪だろ?≫ ≪俺!!上だッ!!≫ 俺「なっ……に……!?」 頭蓋骨に轟く声に無意識で上を見る。 真っ黒で、所々赤く、輝く線が入った物体。 霞む眼を見開いた。 飛行杯が点滅を繰り返しながら狙いをガラス一枚隔てた俺に向ける。 回避行動に移ろうと操縦桿を……駄目だ。見えてしまった。 轟音と共に操縦席のガラスが砕け散った。 そのままフラフラとタイガーバウムが落ちて行く。 ≪……俺?≫ マイルズ「嘘………」 ≪…きっ、さまぁあああああああ!!!≫ 一気にマルセイユがトップスピードで俺を落とした飛行杯へ飛び込む。 鷲の怒号に慄いた大気が道を開けたように距離が縮まる。 銃口を向け、トリガーに指を引っかけ、15発撃ち込んでやればいい。 ≪消え―――――――≫ 力を入れかけた瞬間に飛行杯が炸裂し、言いかけの言葉を食らい尽くす。 ≪女の子が、そんな言葉使っちゃダメだぜ?≫ ≪なんで…≫ ≪ハッハー、ちと驚いて動けなかっただけだ!それとも、心配して――――≫ ≪バカ虎!何やってんのよ!≫ けらけら笑う俺に腹が立つ。 いつもこんな事をされて、どれだけこっちがひやひやしてると思ってるんだ。 ≪なんだぁ?ライーサ、死んだと思ってたのか?≫ ≪普通はそう思いますよ!死んじゃったのかと……≫ ≪ハッハッハ、馬鹿野郎!こんな所でくたばるかってんだ!!≫ 無線越しのいつもの俺に、マイルズは安心したように拳をとく。 マイルズ「…ったく、ケイ!上空の敵増援を確認!地上部隊は撤退するわ!」 ≪どこにこんな数隠してたのかしらね…早めに撤退して!≫ マイルズ「了解」 上空を覆った大量の飛行杯に目を向ける。 きっとケイも気付いているはずだ。 あれだけの数の飛行杯、陸戦型を捨て駒にしてまで全てが揃うのを待っていた。 背後に注意を配りながら部隊を率いて急ぎ、帰還の途に就く。 この待ち伏せで狙っていたのは航空部隊のみ。地上部隊は餌か。 マイルズ(飛べないだけで唯のお荷物…) 悔しさに顔を歪めながら基地へと急いだ。 ≪飛行杯が20、30…34ですね≫ ≪エンゲージまで後数秒ってとこか?≫ ≪俺、あなたは帰りなさい≫ ≪空ではティグレ。そいつは聞けねえ相談だ≫ ≪駄目ですよ、俺さん!血だらけじゃないですか!≫ ≪こんなモン掠り傷だ。傷の内にも入らねえよ≫ 迫り来る飛行杯の上空を取りながら稲垣の叫びに答える。 こんな怪我よりも魔法力の方が心配だった。時折目の前がモノクロになったり霞むのがうっとおしい。 ≪荷物になるなら早く帰った方がいいんじゃないか?≫ ≪中尉、俺が荷物だっていうのか?≫ ≪はん、力の使い過ぎだ。息が切れてるぞ≫ ≪大丈夫だ。テクがあるし、囮ぐれぇなら出来るさ≫ 相変わらずよく見抜くと思う。 無意識だろうがなんだろうが、余裕そうにマルセイユは笑った。 ≪…いい?全員死にそうになったら離脱しなさい。ライーサ、カウント≫ 銃を構えながら加東が全員に目配せする。 全員を守りきれる自信も、的確に指示を出せる余裕もこれだけの相手にどこまで持つか。 30を超える敵機に対し、こちらは5。モントゴメリーなら籠城を決意する程の戦力差。 だが、こちらには『アフリカの星』と『虎』、扶桑海のトップエースに隠れたエースに新米が一人。 加東(勝てない筈が無いって訳よ…!) 心中で勝算を導き出し、不敵に笑う加東にライーサのカウントが無線越しから流れる。 他の者も同様、勝てない筈が無い、否、勝たなければならない。 ≪カウントファイブ…4、3、2、1≫ ≪全機、ブレイク!!≫ 加東の号令が響くが先か、岩石砂漠にエンジンの轟音が響き渡った。 既に敵はその数を半分ほど減らしていた。 稲垣の砲撃で集団に穴を開け、俺とマルセイユの両雄が飛び込み、連携を崩す。そしてペットゲンが取りこぼしを淡々と落とす。 その上空では加東が随時敵の位置を知らせながら指揮を執る。 ≪ティグレ!黄の14!砲弾が行くわよ!散開!≫ ≪了解!≫ ≪いよっしゃ!来い中尉!≫ 俺の右翼にマルセイユが掴まって飛び去る。 その間にもマルセイユは2,3と背後に迫る飛行杯を撃ち落として行く。 二人の抜けた穴に綺麗に集まった飛行杯達がアハトアハトに吹き飛ばされる。 ≪ハッハー!また空が広くなったな!≫ ≪私の空だぞ?そう簡単に渡すか!≫ 俺が手で合図しシャンデルで高度を取る。 合図を受けたマルセイユが手を離して合図を送り、インメルマンターンで水平を保ち、撃つ。 ≪マミやったよ!2機落として5機が航行不能!≫ ≪うん!ライーサも頑張って!≫ ≪私は大丈夫!≫ 空戦開始から数分。逆転とまでは行かないが流れはこちらが握った。 時折落穂拾いに来る輩を手持ちの機銃で撃い落とす。 そろそろ集中が切れ始めるだろう。 先程から被弾や弾を掠る事が多くなっている。 俺が急旋回のGを振り払いながらまた一機叩く。 そのまま左後方の敵影を追い掛け、下半分を吹き飛ばす。 ≪カトー!後どの位だ!?≫ ≪後10機!魔法力は!?≫ ≪空っぽだ!今から飛行杯共を引き寄せる!そこを撃て!≫ ≪くっ、ティグレ!喋ってる暇があるなら来い!≫ ≪聞こえる?ケイ!俺とティナが狙われてる!!≫ ライーサの声にやはりと唇を噛む。 桁違いに強すぎる二人に今後への警戒か、段々と2,3機で連携を組んで追い詰めているのが見える。 普段の二人なら敵ではないが、状況が悪すぎる。 真美は被弾の為私の隣に、ライーサはまだ戦えるが動きが違い過ぎる。 不規則な飛行の中で動きを読み合い、他の3人になるべく攻撃が行かないように飛ぶ二人には助ける隙もない。 着いて行けなくなった飛行杯をライーサが撃ち落とすのに精一杯だ。 ≪くそっ、ちょこまかと……うわっ!?≫ ≪…中尉?どうした!被弾か!?≫ 突然無線越しに聞こえる叫び声に思考が中断される。 被弾?あのマルセイユが? ≪マルセイユ!?…何が――――≫ ≪っく…話しかけるな!ケイ!≫ マルセイユからの怒号に驚きながら、マルセイユの方に目をやる。 被弾は無く、体勢を整えながら飛ぶストライカーから上がる黒煙 ≪まさか…エンジンが……≫ ライーサからの声と目の前の現実に、あの忌々しい言葉が嫌でも頭に響く。 『新型の出来は完璧です。絶対に大丈夫ですよ』 これか、これが『嫌な予感』の正体か。ぴたりと当てはまる現実に、絶望が舌舐めずりをしながら忍び寄る。 ≪ティナ!!私が行―――――≫ ≪…こちら黄の14…これより誰も、私に寄るな……!≫ マルセイユの震える声に、思考回路が絶望に塗り潰された。 背後から死の蠢く音が聞こえる。魔法力がうまくまとまらない。 必死に体勢を立て直そうとしたが暴走するエンジンに振り切られてしまった。 壊れるまで履き続ける…これは壊すなと同義の意味を持つ。壊れて落ちるのは自分だけでなく、アフリカの信用も地に落ちる。 それだけは駄目だ。死んだとしても、せめてこのストライカーは壊れないで欲しい。 叫ぶ心を深層に閉じ込めて全員に告げた。来たとしても後ろの飛行杯に落とされて終わりだ。 誰も巻き込まずに、せめて飛行杯だけでも道連れに。地上までの距離は充分、これで―――― ≪馬鹿野郎!お前を見捨ててヘラヘラしてられる程、俺は腐っちゃいねえ!!≫ 咆哮する虎に考えを食い千切られた。 なんで、どうしていつもこんな時に希望を持って来る。 唇を噛むと、虎は再び吼える。 ≪カトー!言え!今一番中尉に近い奴は何処のどいつだ!!≫ ≪~~ッふざけるな俺!飛行杯に落とされて終わりだ!それに私だって制御で来てない!…どうなるかなんて分かるだろ!?≫ 吼える俺に怒鳴りつける。回収してくれればそれでいい。 ありきたりの嘘を並べて、勘が無くても気づくような心にもない事を言って。 ≪私は無視しろ!今から不時着する。このストライカーを―――――≫ ≪……そんなもの、頼るしかないじゃない≫ ≪…ケイ?≫ はんと笑う声と共に、加東の真剣な声が耳を打つ。 何を言ってる。お前は指揮官じゃないか。 ≪安心してください!マルセイユさん!後一発残ってますから!!≫ 明るく振舞うマミの声に押し殺した深層の思いが湧き上がる。 ≪援護するわ!速く行け、馬鹿虎!!≫ ライーサの確信めいた声で、やっと声が出た。 ≪……言ってる事が、分かってるのか?≫ ≪ハッ、最高だぜお前ら!…馬鹿でイカれたいい男!まさに、俺の事だろ!?中尉!!≫ 底抜けに明るい声で虎は吼えた。 ≪ばかだ、お前らは……≫ ≪ハッハー!死ぬときゃ一緒だ!安心しろ!さあ…≫ ≪ティグレ、突貫する!!≫ 轟々と風が操縦席内に入る中、魔法力を振り絞り、周りを飛ぶ飛行杯を撃ち落とす。 迷っている暇も、息をする暇も無い。 今は唯、目の前の少女だけを救えればいい。 ≪俺!こっちの敵は任せて早く行け!!≫ 俺の背後に回った飛行杯を撃ち落としながらライーサが俺の横を飛ぶ。 俺「…死ぬなよ、ライーサ」 ≪そっちこそ≫ 速度を上げて距離の離れた中尉へと急ぐ。 途端加東の悲鳴に近いような叫び頭蓋に響いた。 ≪俺ッ!?あなた目が!!≫ 俺「ッ!!?」 何も無い筈だった虚空でナニカに接触する。 それの撃ち出す弾丸が機首部分を貫き、俺の腹に突き刺さる。 エンジンからは歪な音が響き、回転が停止する。 そのまま俺は錐揉み回転で岩石砂漠に突っ込んでいく。 ≪あの馬鹿!今助けに…!≫ ≪駄目ですケイさん!巻き込まれますよ!!≫ ≪…私が行く!≫ ≪ライーサ!?無理だよ!あの数は…!!≫ 飛びそうになる意識の中に少女達の叫びが聞こえた。 俺(中尉は…まだ遠い……耳羽が…無い?使い魔が…) 回転方向は右。操縦桿に手を掛けるがエンジンの回転は完全に停止。魔法力を使えば回せる。 だが、魔法力はもう尽きた。 俺「こんな所で…何やってんだ……!」 中尉の声を思い出す。馬鹿だと言いながら、震えた声が頭からこびり付いて離れない。 俺は何をやっている。あいつを助けるんだ、あいつの事をまだ何も知らない、あいつの願いを、約束をまだ果たしていない 俺「言ったよな…相棒、俺には、ゼロかMAXしかないってッ……!!」 じりじりと胸の奥底に眠る金色に手を出す。触れた瞬間、ごろごろと雷の様な唸り声が胸を震わせた。 絶対に触れてはならない俺とエルドラドを繋ぐ金色。これが無くなれば一を共有する俺達は死ぬだろう。 未来の事に、今を捨ててどうする。俺の望む事は唯一つ!! 俺「…合がァ……!!」 深淵から溢れ出る黄金色の魔法力をエンジンに流し込む。 停止寸前のエンジンから唸り声が轟き響く。 限界なんぞ、知った事か。 俺「ッ気合が足りねぇえええええええ!!!!!」 金の双眼を見開き 虎は、天に咆哮した 加東「ライーサ戻りなさい!勝てっこないわ!!」 ≪でも!…俺はティナを助けるって言った!私だって、諦めたくない!!≫ ≪来るなライーサ!早く退け…俺の二の舞になるなッ!!≫ 稲垣「アハトアハトじゃマルセイユさんも巻き込んで……俺さん!!」 すがるように俺の名を真美が叫ぶ。 隣で涙を流す真美を一見し、加東は己の指揮官としての無能さを嘆いた。 あの時止めていたら、あの時言い返していれば。 ぐるぐると頭の中を後悔が回る。あの男に信頼を寄せすぎた自分が馬鹿だった。 その所為でアイツの限界を見誤った…大切な部下を、世界最高のエースを、二人も失うのか。 加東「…私はっ、無力だ」 加東はきつく唇を噛んだ。 空しさとも悲しみともつかない苦しみから逃れるように。 ≪俺の魂は、そんな簡単に消えるほど弱かねぇぞ≫ 加東「え…?」 地を這う様な唸りと共に金色の炎が辺りを覆う。 先程までの一瞬の支配ではない。空間も空気も何もかもが金色に支配されて行く。 ≪そんな…あの回転からどうやって……≫ 砂煙を巻き上げて一機の戦闘機が天を衝く。黄色の機体に虎のパーソナルマーク ≪ハッ…俺を誰だと思ってやがる!≫ ≪……なんでお前はッ、そうやって…!≫ ≪待たせたな中尉!俺はいつだって退かねえ。俺を信じたお前の為なら、いつだってお前の隣を飛んでやる…だから……≫ 俺「俺を信じろ!中尉!!」 魔法力を全開にして中尉の許へと再び駆ける。 行く手を遮る飛行杯を数発で炸裂させるが黒い壁が行く手を阻む。 ≪…いい?真美。しっかり狙うのよ≫ ≪はい、ケイさん≫ ≪5、4、3…アハトアハト……≫ ≪発射!!≫ 悲鳴を上げる空気を抉り、俺の眼の前を埋める飛行杯を吹き飛ばす。 空いた隙間に機体を捻じ込み、眼前の飛行杯を後方へとかなぐり捨てる。 俺「ハァッハー!さすがだマミ、カトー!!」 ≪ナイスよ真美、次弾装填!さっさと行ってマルセイユを救って来い!この色男!!≫ ≪俺さん、当たりそうになったら避けてくださいね!…発射!!≫ 俺「当然ッ!!」 更に速度を上げるて暴走するマルセイユを追い縋る。 前を飛び、飛行杯を撃っていたライーサが活路を開きながら合図を送る。 ≪残った弾はティナの周りの奴を落とすのに使いなよ!俺!!≫ 俺「ありがとよ!ライーサ!!」 びっと敬礼を飛ばして抜き去り、集中して魔法力を弾丸に込める。 飛距離、弾速、破壊力がはね上がった黄金の弾丸をマルセイユの背後で攻撃を繰り出す飛行杯に喰らわせる。 変則的な飛行で何とか飛んでいるマルセイユの隣に機を付け、自機のキャビンを殴り壊した。 マルセイユ「なんで来た?…一度落ちてまでどうして!!」 俺「うだうだ悩むのは性に合わねえ!さあ、手を……!!」 撃たれた左腕を伸ばす。 強烈な風圧でへし折れそうになるが、さらに力を込めて伸ばした。 マルセイユ「血だらけじゃないか…無茶だ、早く離れろ!!」 俺「無茶で無謀を通すんだよ!!早くしろ、爆発すれば――――」 マルセイユ「それでも!…これを壊せばアフリカの未来が無くなるんだ!私一人死んだ所で何も……何も変わりはしない!!」 俺「馬鹿野郎!俺が嫌なんだよ!ぐちゃぐちゃ考えんな!」 マルセイユ「…無理に決まってるだろ?私はもう……」 俺「だったら俺が、地獄の底まで付いて行ってやる」 血だらけの顔で俺は笑った。 吹き飛びそうな位の風圧に傷を抉られるが、さらに中尉の方へと手を伸ばす。 俺「さあ、掴め。中尉!」 マルセイユ「…お前は馬鹿だ」 俺「だからこそ、ここに来た」 マルセイユ「ふふん、そんなお前を信じた私は大馬鹿だな……俺」 目尻を拭って中尉が手を伸ばす。 制御が利かないストライカーに速度と位置を合わせながら俺も毛むくじゃらの手を伸ばす。 エンジンから炎が吹き出し、限界が近い事を知らせた。 俺「中尉……もっとだ…もっと!」 マルセイユ「っく、俺……!」 俺「…ぉお、おおおおおおお!!」 ペダルから足を離して小さな手を掴み、思い切り引き寄せる。 魔法力の上昇で黄金に染まる目にストライカーが爆発する一瞬がコマ送りに映る。 見えた未来を撃ち砕く様に、熱された鉄の様になったストライカーの強制脱出トリガーを引き千切る。 途端、ストライカーが爆発を開始する。 引き寄せた中尉を機内に入れ、背中で守るように胸にかき抱く。 待っていたかの様に爆発するストライカーの破片を、爆風を背中で全て受け、 焼けつく様な痛みに顔を歪めながら機体を水平に保つ。 俺「~~っつう……大丈夫、か?中尉」 マルセイユ「…お前の方が重傷じゃないか」 心配そうに俺を見上げる中尉に安心した瞬間、一気に視覚と聴覚、嗅覚が遠くなり、体中に深い倦怠感と激痛が走る。 予想外の苦痛に、思わず心臓を鷲付かんだ。 俺「がっ…あ゙ぁ゙ゔッ!?」 マルセイユ「お、おい俺!?どうした?どこか痛むのか!?」 聞こえない。マルセイユが胸を掴む右手に触れるのが分かるだけ。 一気に襲いかかった感覚に頭が回らない中、必死に中尉のおでこに額を付けた。 俺「大、丈夫だ。…ちと疲れただけさ」 マルセイユ『本当か?』 俺「本当だぜ?ちょっと、魔法力を使い過ぎただけだ」 マルセイユ『…ばーか』 俺「かっ、はっは、ありがとよ。あれを履いてまで来てくれて」 座り辛かったのか、中尉は俺の左太股に座る体勢に戻す。 下げていた頭にごんと、後頭部をぶつけられて少し痛かった。 マルセイユ「…お前がいなくなったら競争相手がいなくなるだろ?」 俺「そうだな…ありがとう、中尉」 マルセイユ「礼を言うのは私の方だ。ありがとう…俺」 ≪俺!マルセイユ!無事だった!?≫ 大人しかった無線から加東の叫び声が骨を通して伝わって来る。 やっと煙が晴れたのだろう。声には少しの安心と恐れが滲んでいた。 マルセイユ「ああ、どっちも生きてる…俺はグロッキーだけどな」 俺「ようカトー。タイガーバウムの部品全部取り寄せてくれると嬉しいなァ…」 ≪…任せなさい。良くやったわ二人とも。さ、みんなで基地に帰るわよ≫ マルセイユ「…そうだな帰ろう、みんなで」 俺「おうよ。さっさと酒が飲みてぇ」 いつもと変わらない二人に加東は思わず笑った。 なんだか涙が出そうになって、彼女はなんとか余裕そうに言いきった。 ≪ふふ、用意するように言っておく。先に帰るからゆっくり来なさい≫ たった数回話しただけで通信を終えた。 二人の無事に張りつめた緊張が解け、加東は溜息をついた。 稲垣「………ケイさん」 ペットゲン「ティナは?俺も大丈夫だった?」 振り返ると、若干震える稲垣とペットゲンが加東を見ていた。 戦闘中に無線が壊れた二人にはさっきの会話は聞こえていない。 そこまで考えると、加東の頭に一つ、名案が浮かんだ。 加東「………それが」 稲垣「そんな…」 ペットゲン「嘘でしょ?ねえ、ケイ…?」 黙り込んで片手で顔を覆う加東に二人が涙をあふれさせる。 加東の震える肩を見て最悪の結末が頭をよぎり、稲垣は嗚咽を抑えきれなかった。 加東「ぶふっ…くくっ………」 ペットゲン「………ケイ?」 加東「くっ…あははっ!冗談冗談!二人とも生きてるわ!私達の勝ちよ!」 稲垣「……うぇ?」 あまりに真剣に受け止める二人に申し訳なさ二割、楽しさ八割で限界だと加東が笑う。 放心する二人、加東の無線から聞える司令部からの罵声。 ペットゲンは無表情で加東に銃口を向ける。 ペットゲン「……どうしようケイ、私まだ弾余ってる」 加東「いやいやいや冗談だってライーサ!ほら、フソウジョーク!」 稲垣「そんなもの知りません!」 加東「ひいっ、アハトアハトは振り回すものじゃないわよ!?」 間一髪で振り下ろされたアハトアハトを避ける。 こういう時ですら当たらない加東にペットゲンは安全装置を外した。 ペットゲン「悲しみを返せーーーー!!!」 マルセイユ『なあ俺』 俺「なんだぁ?中尉」 マルセイユ『無線付けてるんだから頭くっ付ける必要ないだろ?』 俺「……中尉がくっ付いててくれないと魔法力が回復しねぇんだよ」 そう言って夕焼けに染まる亜麻色の髪に鼻を埋めながら呟く。 こっちの骨伝導の方が心地いいのに。 マルセイユ「へえ」 俺「ああ、いい匂いだったのに…」 ひょいと頭を動かすと情けない声が響いた。 マルセイユ「バカ虎…まあ、これがお前か」 俺「おうよ」 覇気のない声で俺が笑う。 背中を預け、血が着くと怒られるが無視した。 大きな傷は魔法力開放による細胞の活性化で大体治ったらしい。 ふと目を正面に向けると操縦桿を持つ手も傷だらけだった。右手は特にひどい。 マルセイユ「俺。手、どけろ」 俺「…本気で地獄までランデブーする気になったか?」 マルセイユ「ばか、早くしろ!」 俺「はっはっは、すまんすまん」 操縦桿を握り、上に浮いた俺の手を自分の手の上にかぶせる。 すっぽりと隠れた自分の手に笑みが零れた。 マルセイユ「これなら、痛くないだろ?」 俺「……おう」 半分振り向きながら笑うマルセイユに、 落ちる日に顔を赤く染めながら俺は答えた。 とろりと太陽が西に落ちて行く。西は赤く輝く太陽に染め上げられ、東からは夜が青い緞帳を下ろす二つの色が、神秘的な雰囲気を醸し出していた。 基地はすでにお祭り騒ぎだった。 俺の嘘の報告を信じていた指令部は、帰って来た地上部隊からの報告で大騒ぎだったらしい。 慌てて周波数を変えれば激戦の真っ只中。しかも中尉のエンジンが壊れ、俺との言い合いをしている最中に無線機が故障したらしく パットンが兵を集めて救援に行こうとするわ、モントゴメリーがノイエ・カールスラントに直訴しようと駆けだすのを抑えるわの大騒ぎ。 一番ひどかったのがロンメル。 自分の失態だと嘆き、格納庫でずっと立ち竦んだまま動かず、一番重傷だった。 俺がマルセイユを抱えてタイガーバウムから飛び降り、中尉の無事を確認するや否や謝罪を泣きながら繰り返して彼女を抱きしめていた。 その後俺はライーサとマミに抱きつかれて泣かれ、兄弟達には感謝と激励の言葉と共に殴り合いになった。 中尉はこれからの処遇の説明の為、将軍達のテントに連れ去られた。ついでにカトーも。 戦闘の報告と壊れた経緯を聴くらしい。 現在格納庫と滑走路では無事を祝う宴会が開かれているが、俺はこっそり抜け出し、人気のないテントの脇でぶっ倒れていた。 俺「……かっは、は、情けねえ…な」 戦闘終了時から続いていた倦怠と激痛、感覚が不安定になっての気持ち悪さでまともな考えが出来ない。 それどころか力すら入らず、寒い筈なのに脂汗がじっとりと溢れ、荒い息を繰り返す。 早く軍医の所に行って状態を確認しないと、動こうとした瞬間、砂が揺れ、来訪者を告げる。 俺(見られたら…終わりだ……) 自分のすぐ横まで来た振動に焦りながら、必死に声を作り、モノクロに霞む眼を向けた。 俺「…だれ、だ?」 少し砂が揺れたかと思うとがつりと、額に衝撃が走り、横倒れになった肩に手を掛けられた。 『おい!大丈夫か!?』 俺「……ちゅうい?」 マルセイユ『…やっぱり駄目だったじゃないか』 俺「か、は。反省会は、終わったか?」 マルセイユ『ああ…お前の読み通り、故障の原因は使い魔の死亡だ』 俺「耳羽が…かったのは、その所為か…」 マルセイユ『もうこんな事はしないってロンメルが。明日、あの空域の下で弔った後、一度本国へ帰る…だから――』 俺「任せとけ。…お前の、空は…俺が守る」 ぐらぐらと揺れ霞む視界に耐えながら笑う。 マルセイユの気配が揺れるのを肌で感じた。 マルセイユ『一週間程で帰って来る。その間を頼むぞ』 俺「言われなくても」 マルセイユ『さて、軍医の所へ行くぞ……あ』 いつもの調子で力を使おうとしたマルセイユの動きが止まる。 使い魔の力を失った少女にはこの体は重すぎる。 何より、相棒がいなくなった現実が突き付けられたようで。 微かに伝わる震えと、頬に滴の落ちた感覚に、俺が口を開いた。 俺「…なくな。お前の泣き顔は、見たくない」 マルセイユ『……泣いてなんかない。お前が重すぎるのがいけないんだ』 俺「はは、っは。このまま、ほうっておけば―――――」 「こんなこともあろうかと!!」 月光を背に、一人の男が現れる。 マルセイユ「せ、整備班長!?」 俺「なんだ?誰か来たのか?」 班長「骨伝導式無線機を用意しておいたのさ!!」 マルセイユにはやさしく手渡し、俺の耳には突っ込む。 俺「だぁ!?…何しやがる!」 班長「バーカ!手負いの虎が何喚いてやがる!」 俺「うおっ!?…無線機?」 班長「整備班長特製骨伝導式無線機だ。整備班長舐めんなよ?」 俺「はっは…ありがとよ」 マルセイユ「丁度良かった班長。コイツを軍医の所まで運ぶぞ」 班長「お安い御用で、中尉」 俺の腕を肩に回したマルセイユが立とうとするが、重みでよろける。 すかさず班長が左腕を抱えて立ち上がる。 俺「…重いだろうが、ほっとけ」 マルセイユ「礼だ」 班長「だとよ。ほら行くぞ」 なんとなく情けない気持ちになったが今は甘える事にしよう…諦めたように笑って引きずられる。 そのうちふと、戦闘中の違和感を思い出した。 俺「…班長、エンジンいじくったろ?」 班長「バレたか…」 俺「ああ、そのお陰で助かった。ありがとよ」 あの時自分はエルドラドの魔法力に手を出し、使い切って死ぬはずだった。 班長が経路を変えなかったら、本当に死んでいただろう。 その代償がこの様でも、安いものだ。 訳が分からないという様に眉を顰める班長になんでもないと言いながら、軍医の元へと引きずられた。 その後俺は、軍医殿から数日間の絶対安静を仰せつかった。 次へ 前へ ページ先頭へ
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東海上の輸送船から隠しアイテム。登場タイミングは要検証。(超兵器起動後?) -- 名無しさん (2009-12-31 22 58 35) 隠しは特殊弾頭機雷投射機。Sクリでレールガンα -- 名無しさん (2009-12-31 23 11 13) ここは超兵器よりミサイルや艦隊が強い気がする -- a (2010-02-12 23 04 54) ハボは戦艦で行けばちょっと強い雑魚だけど、雑魚艦と地上からのミサイルの雨霰はマジ勘弁…。一ターン目の戦艦だと防重?積んでも瞬殺だし、二ターン目からは武蔵がウザ過ぎ。 -- 名無しさん (2010-03-18 14 16 55) このステージPS2版は電子撹乱ミサイル使うと高確率でフリーズしたなぁ。今回はどうなんだろう? -- 名無しさん (2010-03-18 17 06 41) 検証してみましたが、一周目、二周目共にフリーズはしませんでした。 -- アンドロメダ (2010-03-18 17 58 59) なかなかクリアできませんが、注意するポイントはありますでしょうか。 -- 空母 (2010-04-02 13 26 53) 一週目なら新型火炎放射を使って装甲を溶かすしかない。でも、実際、回復する分よりさらに高い攻撃力の兵装で叩けば良い話。80cm魚雷5連装を乱射してればイケるはず。2周目で積むのは分かるが、1週目はさすがに楽なはず -- 名無しさん (2010-04-02 17 45 31) 一周目 アハトアハト山盛り戦艦でも行けた -- 名無しさん (2010-04-04 15 06 47) 難易度ULTRAHARDともなるとこいつの61cm砲でさえ2000も喰らうのか・・・双胴戦艦で超重力防御つけてダメージ6500を確認 -- 名無しさん (2010-08-23 15 32 52) 2周目で『βレーザーⅡ』を拾いました。 -- 名無しさん (2011-09-25 19 55 40) 新型火炎放射砲か反物質砲を搭載した真・ドリル戦艦で行って秒殺に成功 -- 特設反物質砲艦艦長 (2011-12-01 18 41 26) レールガン・・・強い・・ -- 名無しさん (2013-03-20 07 10 14) 一周目Aランク報酬は空母ボイラーIIIでした。一周目取得アイテムは駆逐・標準タービンIII、戦艦・空母・巡洋ボイラーIII、天山、流星改、Ju87Dスツーカ、アヴェンジャー、AD1スカイレイダー でした。 二周目取得アイテムは妖しい大砲、α・β・γ・ε・δレーザーII、エレクトロン・クリプトンレーザー、拡散荷電粒子砲II、特殊設計図H級だったと思います。 難易度HARD以上だと、一周目取得アイテム A-4スカイホーク、特殊設計図ニュルンベルグ 二周目取得アイテム プラズマ砲・新型プラズマ砲がGetできます。わかりづらかったら教えちゃるき、言ってよ! -- 土佐 (2013-03-20 15 19 02) 飛んで来るミサイル、落としきれませんなぁ。何発か機銃の弾幕をかいくぐってくる。 -- 名無しさん (2013-04-09 15 15 08) 攻略を読まない縛りじゃないなら、FAQや上の攻略欄を読めばいいと思うの。 -- 名無しさん (2013-04-10 10 43 25) まぁ、4周目行ってるし、だいたい攻略は出来るだけど、、ただね、機銃やミサイルで弾幕張っても、やっぱり落とし損ねたり、速力で振り切ろうにもミサイルはガッツリついてくる。100kt出せる駆逐艦であってもミサイルの追尾から逃げ切れない、、。電子撹乱ミサイル使えば何か変わるのかな? -- 名無しさん (2013-04-11 22 57 10) 電子攪乱ミサイルの説明を読んで出直して来い。多分お前さんが期待する効果が得られるのはチャフだ。 -- 名無しさん (2013-04-12 01 32 39) チャフかぁ。とりあえず演習で使い方を検討してみます。さりげない愚痴につき合わせてしまって、すいません。 -- 名無しさん (2013-04-12 07 39 08) ついでに補助兵装にECMシステムも積むといいよ。無双ゲームだから仕方がないけど、ロジスティクスとかソフトキルとかを軽視する艦長さんが多いね。 -- 名無しさん (2013-04-12 09 52 25) ありがとうございます。 -- 名無しさん (2013-04-12 10 34 17) 電子攪乱でも打ち込めば弾幕止まらんっけ?間違ってないと思うけど -- 名無しさん (2013-04-12 18 28 16) 飽くまで経験上の事なんですが、複数のミサイルが束になって飛んでくる時に、どうしても無理と判断したら、船体の側面で受けるよりも艦首で受ける方が、少しはダメージを防げるんですね。上手くタイミングを合わせて、急速旋回→RかLを一回だけ押して船体を止める→即座に急速加速 と操船すれば上手くいけます! -- 名無しさん (2013-04-12 18 47 53) ミサイルの発射源がひとつだけだったら有効かも知れんけど、複数あるから撃ってる最中に最初のが復活したりとかで際限なくなるんじゃ? -- 名無しさん (2013-04-12 19 25 48) コメント見るとあくまで飛んできたミサイルに対してどうしましょうと見えるし、攻略記事にも「必須」って書いてあるし、より適切なのはやっぱチャフだと思うけど -- 名無しさん (2013-04-12 19 28 51) まぁ、自分は好き勝手にチャフを積まないので、そういった艦にはちょっとした参考になれば良いかなと思ってます。とりあえず敵のミサイルがガンガン飛んで来たなら、100kt超えの速力で射程距離外まで逃げてやりますよ! -- 名無しさん (2013-04-12 20 07 24) 開発進んだらドリル戦艦を試してみるとヨロシ。ドリルがミサイル落とすし、かき氷もできる -- 名無しさん (2013-04-13 17 08 14) 頑張ってみます。 -- 名無しさん (2013-04-15 12 33 46) EUR-J-483
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俺「初任務」 マイルズ「落とし穴ァ」 バッハ「敵襲!!」 以上!!! ファルハヤ峠で激しい戦闘が起ころうとしているとき、俺もまた激しい戦闘を繰り広げていた。 俺「らァッ!!」 ドゴンッ!!と手に持っている40mm砲を発砲する俺。俺は肩にかかる反動を感じる。 ネウロイ「キュイイィッ!!!」 ビシュンッ!! もちろんネウロイだってやられてるだけではない。俺の弾丸はネウロイに当たるも、コアには当たらず表面を破壊するだけで、ネウロイはその俺に気付いたのかお返しといわんばかりに ビームを打ち返す。 俺「あぶっ!!」 俺は魔法力で強化された視力を使い、ほぼゆっくりと飛んでくる弾丸を見てすぐに砂の窪みへと体を隠す。それを目視で確認した俺はピュウと口笛を吹き叫び笑う。 俺「ははは!!やっべえな!!まさかビームが飛んでくるなんてよ!!俺の世界だったら弾丸かミサイルだぜ!?半端ねえぜまったくよ!!はははっ!!」 マイルズ「んな笑ってないで撃ちなさいよ!!」 いつものように・・・いや、いつもの数十倍は笑っている俺を見ながらマイルズは心の中で何かを感じる。 マイルズ「(こいつ・・・明らかにいつもと違う・・・まるで戦いを楽しんでるように見えるわ)」 もともと、おれ自身戦うのは嫌いじゃないらしい。実際あんなスコップで相手を殺す技術を身に着けるような変態(各分野では最高の誉め言葉)だ。こんな戦いは 嫌いじゃないのだろう・・・でも、それでもなんだかおかしい。そう感じたマイルズは若干不安に駆られるも、今は目の前のネウロイを倒すことを考える。 マイルズ「食らいなさい!!」 ガウンガウンッ!! 即座に2連射。40mm砲から放たれた徹鋼弾はネウロイへとほぼ同じ場所に命中する。 ネウロイ「ギュピイイッ!!!!」 コアがやられたのか、ネウロイは断末魔を上げ、砕け散る。 マイルズ「これで三体目・・・でもこれじゃ正直きりがないわね」 空になったマガジンを外し、新しいマガジンを手に取りつつ、窪みから眼下に広がるネウロイの群れを見ながらそう呟くマイルズ。この調子ではファルハヤ峠もかなり危ういはずだ。 マイルズ「(早く行かなくちゃ・・・!!)」 マイルズは心の中でそう呟いた。 マイルズが心の中でそう思ってる中、俺も心の中で色々と考えていた。 俺「(やべぇ・・・楽しい楽しすぎる)」 俺は今まで生きた中で感じたことがない高揚感を感じていた。ゲームや本や、そのほかの娯楽をしているときも感じたことのない高揚感を俺は感じていた。 俺「(なんだ?なんなんだこの高揚感は!?もっと!!もっともっともっと!!!もっと感じたい!!)」 もっと感じたい。この背筋を突き抜けるような快感を、この内臓がかき乱されるような感覚を、脳内を犯す麻薬のような感覚を!! 俺「(なら、あいつらの近くにいけばいい話だな!!)」 妙案とばかりにその思いを考え付いた俺は持っていた40mm砲を傍らに放り投げる。 俺「(予備の弾丸もいらねえな・・・)おいマイルズ少佐!!」 マイルズ「ん!?なによこんなと「ほらやるよ」うわっ、ちょ!!」 腰に巻きつけてある弾帯ごと外し、マイルズへと放り投げる。マイルズは慌てたようにその弾帯を受け取る。 マイルズ「ちょっと俺!!弾帯なんか渡してどうしたのよ・・・まさか砲が故障したの!?」 少し大きめな声で聞くマイルズ。周りでは砲を撃つ音と、ビームが飛んでくる音のせいで普通に話しては聞こえないのだろう。マイルズの言葉に笑いながら答える。 俺「ああ!?んなわけねえだろ!!まだまだ撃てるぜ!!」 マイルズ「はあ!?だったらなんで砲捨ててんのよ!!」 俺の言葉に意味がわからないと言いたいかのようにマイルズが聞く。それに対して俺はニタァと笑い、 俺「決まってる今からあそこにーーー」 スッと腰に差しているスコップを取り、 俺「----突っ込んでくるんだよ」 ダッ!! 言い終わるやいなや、俺はネウロイめがけて駆けていった。マイルズは最初俺が何をいってるかわからなかったが、俺が駆け出したのを見て、 マイルズ「~~~あっっっの大馬鹿!!!!」 ぐぐぐっと溜めて思いっきり叫ぶ。マイルズは新しいマガジンを込めて薬室に初弾を送り込む。 マイルズ「全員援護射撃!!あの馬鹿の周りのネウロイ潰すわよ!!」 マイルズがそう叫ぶ・・・が、返事が無い。マイルズは変に思い近くに居た曹長に聞く。 マイルズ「ちょっと曹長!!どうしたのよ!!まさかあの馬鹿やられた!?」 曹長「い、いえ・・・その・・・なんといえばいいのか・・・」 曹長は困惑したような顔になりながら、スッと、俺が走っていたほうへと指差し、 曹長「・・・順調に一人で次々とネウロイを潰しています」 マイルズ「・・・はあ?」 思わず、そう返してしまった。 マイルズたちを置いていき、俺は一人ネウロイへとかけていく。 ネウロイ「キュイイィッ!!!!」 もちろんネウロイがそんな格好な的を逃すわけも無く、五匹ほどのネウロイがビームを撃つ・・・が、 俺「くはははっ!!!」 俺は笑いながら、それをスコップで弾く。軍用スコップでの基本的な防御系統の技だ。実際スペツナズでも教えてる技術である。俺はビームをスコップで弾きつつ ネウロイへと近づいていき、 俺「ラァッ!!」 跳躍。まずは手前にいる手近にいた奴に振り下ろす。 ザギャンッ!! 以前と違い、鋭い音が響く。スコップの縁を鋭利に研いだことで今までの鈍器としてのスコップに『斬る』能力が備わったためだろう。スコップは俺の固有魔法であるスコップ強化と おれ自身の馬鹿魔力によりその威力を高めておりざっくりと、深々とネウロイに突き刺さる。 ネウロイ「ギュピイイイイッ!?」 ネウロイは断末魔のような悲鳴をあげ、バリンと砕け散る。どうやらちょうどコアの部分に切り込めたようだ。俺はそのまま次のネウロイへと向かう。 ネウロイ「キュイイィ!!」 ネウロイたちは俺の存在に恐怖を感じたのか、俺に攻撃を集中させる。だが、歩行脚と違い、魔法力で脚力を以上にまで上げている俺の足はまるでネズミが 全力疾走しているかのように早い。俺はすばやく二匹目の足元へと回り込み 俺「ウラァッ!!」 ネウロイの右前足に横なぎで殴りこむ。ネウロイの足はバギャンと小刻みい音をさせながら砕ける。 ネウロイ「ギュピィッ!?」 ネウロイは驚愕のような悲鳴を上げて右前にある地面へと倒れこむ。俺はその倒れたネウロイの上に駆け上がり、スコップを振り下ろそうとしたが、 バシュンッ!! 俺「おっと!!」 いきなりビームが飛んできたため、それを避ける。避けた際に別のネウロイが放ったビームがちょうど俺が崩したネウロイのコアにぶつかったのか、ネウロイが 粉々に砕け散る。俺はそのビームを放ったネウロイのほうへとすばやく駆け寄る。 ネウロイ「ギュイイイイッ!!!」 ネウロイはバシュンバシュンと次々とビームを放つ。だが俺はくねくねとまるで蛇が動くかのような機動で避ける俺。そしてぐんっとさらに体を沈めネウロイの下へと 潜り込み、 俺「シャァッ!!」 真下から一気に振り上げる。スコップはネウロイの真下についている砲台を切り裂く。 ネウロイ「ギュいいィ!!」 ネウロイは唯一の攻撃武器をやられたのにあせったのか、足を動かし、俺の体を踏み潰そうと足を振り上げ、下ろす・・・だが、俺はそれを目で見ないで素手で 受け止めた。 俺「うっ・・・らァ!!」 一気に、前進のバネを使いネウロイを押し上げる。 ネウロイ「ギュピィッ!?」 ネウロイはまさか自分が押し返されるとは思っていなかったのか声を上げつつそのままひっくり返る。俺はその上に乗りスコップを構え、 俺「ふんっ!!」 鍬で畑を耕すかのように振り下ろす。 ザギャンッ!! 心地よい金属音をさせるも、ネウロイのコアには達していないらしい。軍用スコップは頑丈で便利なのだが、取り扱いやすさを目的としているため、長さが足りないからだろう。俺は舌打ちをしながらも笑みを浮かべ、また振り下ろす。 ザギャンザギャンザギャンッ!!! 何度も何度も・・・俺はまるで子供がおもちゃの人形を振り回すかのように振り下ろす。攻撃されているネウロイも抵抗しようとして足をもぞもぞと動かすも、完全にひっくりかえってるため意味が無い。 すると、俺の目に紅いネウロイのコアが写る。 俺「はァ」 俺はそれを見て嬉しそうな笑みを浮かべスコップを右片手で振り上げ、 俺「らァッ!!」 振り下ろす。スコップはまっすぐとネウロイへと進み、 パリンッ!!! コアを砕く。白い結晶へと変わるネウロイから飛び降りた俺は、目的地であるファルハヤ峠のほうへと視線を向ける・・・俺の眼下には大量のネウロイの群れが ファルハヤ峠へと向かっていた・・・俺はそれを見てニタリと笑い、 俺「最っ高だぜ・・・股ぐらがいきり立ってしょうがねぇ」 そう呟きスコップを握り締めネウロイの群れへと突っ込んでいった。 ~~ハルファヤ峠~~ 俺がネウロイへと突っ込んでいるとき、ハルファヤ峠では地獄が繰り広げられていた。 兵士4「あああああ!!!誰か!!誰かぁぁぁッ!!!!助けてくれぇぇぇッ!!!!」 ネウロイのビーム攻撃により腕がちぎれた兵士が叫びながら助けを求み、 兵士5「目がぁ、目がぁァッ!!!」 何かの破片が目に刺さったのか両手で押さえる兵士、 兵士2「ううぅ・・・」 兵士6「くそくそくそ!!メディック!!メディィィィィィック!!!!」 負傷した友人を抱えながら、衛生兵を呼ぶ声。 兵士8「いてぇいてぇよぅぅぅぅぅ!!」 衛生兵「畜生、おいモルヒネもってこい!!」 衛生兵2「んなもんとっくに切れましたよ!!」 内臓が飛び出し暴れる兵士を押さえつけながら治療を行う衛生兵達。 兵士10「おい!!大丈夫か!?」 兵士9「ああ、くそったれ・・・なあ、俺の足ちゃんとついてるか?」 兵士10「ああ、一本だけな」 肩に別の兵士を担ぎ、テントへと連れて行く兵士。 兵士3「畜生畜生畜生!!」 またある兵士は畜生と連呼しながらアハトアハトを撃つ。 兵士13「馬鹿野郎!!文句言ってる暇があるならもっと装填時間を速くしろ!!」 新しい砲弾を装填しながら、古参であろう兵士が叫ぶ兵士に怒鳴りつける。 兵士3「わかってますよ!!でも、このままじゃ・・・!!」 半泣きで新しい砲弾を箱から取り出しながら叫ぶ兵士。また別の兵士がその兵士に怒鳴りつける。 兵士12「ぐだぐだ言うな!!急げ、急げ!!いそ・・・!!」 げ、と言おうとしたとき、彼らの上空に黒い影が現れた。 ネウロイ「・・・」 ヒュインヒュイン、と独特な滞空音をさせながら、まるで壷の形をしたネウロイが滞空していた。 兵士13「ひ、飛行壷・・・」 古参の兵士がそう呟く。そして傍らに護身用として配備されているブレン軽機関銃を見つけ、 兵士13「う、うおおおおっ!!!」 それを即座に手に取りネウロイへと掃射する。 兵士3「ああああっ!!!」 兵士12「畜生がぁぁぁ!!」 それに続き兵士3と兵士12も傍らにあったエンフィールドとKar98kを連射する。 ダダダダッ!!!ダンダンッ!! しかし、所詮は小銃弾。人間相手なら十分の威力を持つ303ブリティッシュ弾や7.92ミリモーゼル弾も表面の装甲を少しはがす程度だ。ネウロイはまるで余裕な 感じでその弾丸を全身で受け止め・・・ ダダダダダダッ!!!! 実弾掃射の銃を兵士達に掃射する。弾丸は凄まじい速さで兵士達に襲い掛かった。 兵士13「ぐああああっ!!!」 兵士12「ぎゃあああ!!!」 兵士3「うっがあああッ!!!」 兵士達はキリキリと踊るように体を回転させ全身に弾丸を浴びる。 ダダダダダッ!!! だが、ネウロイはそれでも止めずさらに満遍なく、まるで絵筆で紙を塗りつぶすように弾丸を撃ち続ける。 兵士「「「」」」 兵士達はすでに息絶えて倒れているが、ネウロイの放つ弾丸をそれでも受け続け体が真っ赤なミンチへと変わり果てていく。 ダダダダ・・・ そして十五秒ぐらいだろうか?それぐらい掃射して、ネウロイはようやく撃つのをやめた。 ガウンガウンガウンッ!!! すると、ネウロイが移動しようとしたとき、そのネウロイの表面に弾丸がぶつかりはじけ飛ぶ。 兵士15「撃て撃て撃て!!トミーたちを助けろ!!」 遠くから望遠鏡をのぞきこみながら40mm砲を4門備えた機関砲座が放った弾丸がその飛行壷を攻撃する。さすがに40mm弾には耐えることができなかったのか、 バリンと白い破片へと変わり果てる。 兵士15「畜生ーーー」 望遠鏡を覗き込み半泣きになりながら兵士は悪態をつくように呟く。 兵士15「---多すぎる・・・!!」 ~~指揮官所~~ 地面を掘り部屋上にした塹壕の中でバッハとシンプソンは向かい合って今後の作戦を考えていた。 バッハ「戦況はどうだねシンプソン君?」 バッハは目の前にいるシンプソンに聞く。 シンプソン「・・・あまりよろしくはありませんな」 バッハ「ははは、ブリテン的表現だなシンプソン君!!」 シンプソンの言葉を聞き笑いながら答えるバッハ・・・しかしそれもどこか苦痛を秘めてるように聞こえる。 シンプソン「うちの若いのも頑張ってはいるのですが・・・」 バッハ「王立士官学校ではこのようなときはどうすると教わったのかね?」 バッハの言葉に、シンプソンは重々しげに答える。 シンプソン「『これ以上の損害を局限するために・・・明日のために撤退!!』」 バッハ「・・・我々にその明日があれば私もそうするがね」 シンプソン「---同感です」 外の状況を見ても、『明日』など存在しない・・・バッハたちの心の中にはそう、絶望感が出ていた・・・そのとき 通信兵「バッハ少佐!!無線です!ウィッチから!!」 受話器を手に持ちながら、振り返る通信兵。バッハはそれを奪い取るように取る。 バッハ「ハルファヤ峠バッハ少佐「あきらめちゃだめです!!」 自分の所属を答えようとしたとき、無線越しにさえぎるように大声が響く・・・無線越しのウィッチはマイルズであった。 マイルズ「ブロークンアロー受託しました!!現在全戦域でひっちゃかめっちゃかなんですけどーーー何とかしますしてみます!!だからーーー」 砲撃音の中、バッハの耳にマイルズの声が響く。 マイルズ「あと一時間!!あと一時間持ちこたえてください!!」 マイルズの、心からの願い・・・バッハはその声を聞きふっと微笑み、 バッハ「---お安い御用だフロイライン」 チンッと受話器を置く。そしてバッハはふふふと笑い、 バッハ「説明してくれシンプソン君・・・この状況を、この最高に痺れ、とてつもなく楽しい状況を」 バッハの言葉に、シンプソンが答える。 シンプソン「我々が全滅するまであと三十分。われらが女神が到着するまで一時間・・・!!」 バッハ「・・・何か、問題でもあるかね?」 シンプソンの答えににやっと笑いながら聞くバッハ。シンプソンはそのバッハの言葉を聴き、カッと直立不動の姿勢をとり、 シンプソン「問題などありません!!最後の一兵まで戦い抜き、彼女達をお迎えする・・・これぞまさしく『男の花道』といえましょう!!」 バッハ「同感だ」 二人はニヤリと笑いあい、指揮官所から出て行った。 マイルズ「ふう・・・!!」 ビームや弾丸が頭の上を飛び越える中、マイルズは無線機をしまい大きなため息をつく。 軍曹「どうでしたかマイルズ少佐!?」 その横にいた副官を務める軍曹がマイルズに聞く。 マイルズ「ええ、問題ないわ。後は彼らがどこまで持って、私達がどれだけ速くつけるかが鍵よ!!」 ガチャリと、手に持った40mm砲を改めて手に取る。軍曹もはいと頷く。 軍曹「それにしても、私達は後一時間はかかると思いますが、俺さんなら後三十分でつくんじゃないですか!?」 マイルズ「ええ、そうね!!あの馬鹿ならありえるわ!!」 ドゴンドゴンと砲弾を放ちながら、マイルズは軍曹に話しかける・・・そうだ、今俺はあのネウロイの大群の中にいるのだ。しかもスコップ一つで・・・マイルズはふう!!と少し荒々しげにため息を吐く。 マイルズ「本当にもう!!あいつったら好き勝手に動いて!!帰ったら思いっきりぶちのめしてやるわ!!」 ドゴンと、怒りを込めたような一撃をネウロイへと放つマイルズ・・・どうやら相当ご立腹のようだ。軍曹はそんなマイルズを見て、 軍曹「(口ではなんだかんだ言ってるけど、やっぱり俺さんが心配なのかしら?)」 マイルズ「・・・軍曹、なんかいま失礼なこと考えていなかった?」 ジトッと睨むように軍曹を見るマイルズ。軍曹は慌てたように首を左右に振り否定する。 軍曹「そんなとんでもない!!私がそんなこと思うわけないじゃないですか!!」 マイルズ「・・・ならいいけど」 マイルズは怪訝な表情をしながらカチャリと40mm砲を構え直し、キッとネウロイたちを睨みつける。 マイルズ「さあみんな。あの馬鹿を追いかけるわよ!!」 ウィッチs「「「了解(ヤー)!!!」」」 マイルズの声に答えるウィッチたち。部隊は前進を進めた。 ~~ハルファヤ峠~~ バッハ「諸君、援軍が着たぞ!!」 塹壕に隠れつつ銃を撃つ兵士たちにバッハはそう呼びかける。すると、その中の一人の兵士が顔を上げる。 兵士17「た、たった三人だけですか?先生」 バッハ「ああ今はな」 おそらく、教え子なのだろう。そう聞いてくる兵士の肩にぽんと手を置きバッハは微笑む。そして近くに居た古参の兵士に声を掛ける。 バッハ「アハトアハトは?」 兵士18「あそこにあるのが最後の一門です!!」 兵士の指差すほうへと視線を向けるバッハ・・・そして苦々しい顔をする。 バッハ「(クッ、あそこじゃ行くまでにネウロイにやられてしまう・・・!!)」 バッハたちの視線の先にあるアハトアハト・・・距離としては五十mもない場所なのだが、ちょうどその中間に位置するところへとネウロイが進んでいた。もし今出れば、 間違いなくビームの餌食になるだろう・・・だからといってこのままここで見ていても見つかってビームでこんがり肉にされるか弾丸でジャムにされるかを待つのみ・・・ バッハがどうするか悩んでいたとき、 ドゴンッドガン・・・ガキンッジャリン!!キュイイィ・・・ バッハ「?」 どこからともなく、金属を断ち切るような音・・・そして金属を叩き潰すような音・・・さらにネウロイの悲鳴のようなものが聞こえてきた。 シンプソン「?なにやら変な音が聞こえますな」 マルコ「ああ、そういえば・・・」 シンプソンとマルコも聞こえたのか二人ははて?と不思議に思いながら首を捻る。バッハはその場から頭を少しだけ出す。すると、 バッハ「なっ!?」 バッハの目に信じられない光景が映った。 それは・・・見たことも無い茶、緑、黒の三色が混じった変わった服を着た男が・・・ 俺「うらぁぁぁッ!!!!!」 ネウロイ「ギュピイイイイッ!!!!」 ネウロイ相手に、スコップのみで襲い掛かっている光景だった。
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◆抜刀術 素早さに関係なく先制技。 ◆一期一振 集中力に関係なく必中技。 ◆斬鉄剣 機械体に大きなダメージを与えることができる技。 ◆蛍丸 蛍の光が刀身を補修して、ベクトルと攻撃力をアップする。 ◆鎌鼬 真空の刃を飛ばして斬りつける。 ◆切捨御免 ◆協力技「雷切」 メルヴィナがエレクトリファイを使った時のみ発動。電気をまとった妖刀「玉虫」で斬りつける。必ず麻痺状態にする。本作最高の攻撃力。エフェクトは、フラックスの背後に俵屋宗達「風神雷神図屏風」の雷神が現れ、天高く飛び上がって敵の頭上から斬りつけるような感じ。効果音は和太鼓。 ◆協力技「流星刀」 フラックスとホーネストの協力技。 ◆必殺技「天羽々斬」 日本神話で須佐之男命がヤマタノオロチを退治したと伝わる剣が由来。敵全体をおのおの酩酊状態または睡眠状態のどちらかにする。 ◆必殺技「アシッドストーム」 酸性雨を暴風に乗せた酸の嵐。敵全体を融解状態にする。エフェクトは、日本画の龍(天龍寺の天井絵・加山又造「雲龍図」など)を緑色にしたような龍が環(ウロボロス)になって嵐を起こす感じ。 ◆必殺技「七星剣」 道教思想に基づき北斗七星が意匠された剣が由来。敵全体を覚醒状態にする。
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パーツアイコンうpがおかしな事になったっぽいな とりあえず管理人に対応依頼出してくる -- (名無しさん) 2012-12-21 14 52 13 WTがBD@にリニアキャノン、AMにガトリングを搭載していたのに対し、 こちらはBD@にブラストレールガンを、AMに対空ミサイルを搭載している BD@は2連射が可能な設計になっており、間隔が400と極めて短い 2発目がスタンで無効化されるリスクが有るが一方で第1射を外した時の2の矢として機能するので信頼性は高い 但し、WT同様内蔵強化で弾速を上げることが出来ない模様 威力27→29→31 弾数200→250→300 射程330→350→370 AMは溜めとCTの有る対空ミサイル デフォルトで仰角が設定されており、斜射を行うようになっている 明確に「対空」ミサイルと位置づけられており、高い対空誘導性と高比率の爆風ダメージを持つ …にも関わらず12/21現在、何故か陸戦にも装備可能 尚、対地誘導性能は絶望的であり、斜射と合わさって密着状態以外ではほぼ100%命中しない BDからタフランナーとアンチスロウが撤去され代わりにフロートダッシュやファストリカバリーが追加されるなどの微改造も見られるが、相変わらずブロードレーダーが取り外されたままでやや扱いづらいか -- (名無しさん) 2012-12-21 23 05 08 AM内蔵はコストが軽く、連射性能の高さからDPSも結構有る 弾数も多く、誘導は対空での信頼性が高いアルバBDと同タイプなのでスクラム改にも引けを取らない が、溜めとCTの所為で性能はぶっぱ向きなのに実際はぶっぱに向かないという残念仕様が足を引っ張る 砲よりもむしろ陸に積んで前線の格陸への援護射撃に使うと良いかもしれない -- (名無しさん) 2012-12-22 10 46 17 AM内蔵はバリラン並の気持ち悪い誘導をして対象に突き刺さる。6発撃ったら全部刺さりましたとかザラ ロケランを高性能にしたようなミサイルだが、AAミサイルなので相手が空を飛んで(ショトブでも反応するのは○)いないと誘導が効かないということ。なので相手が着地した瞬間誘導が消えて明後日の方向に飛んでいく 相手が陸だろうと空だろうと関わらず優良な誘導を効かせるロケラン、長い射程と高性能な誘導を活かして相手が逃げた時でもザックリ刺せるバリラン、逃げる相手以外には敵なしのスクラムランチャーとはまた違った使い方が必要である 相手が滞空してる短時間に指せるようにする必要性がある。短い間隔やそれなりの速度を持っているので、それをするのは難しくないだろう -- (名無しさん) 2013-03-01 02 23 34 新鯖制限20130228版においてミアリー、サジⅣ、手持ちブラレが皆制限されている中、コイツだけはなぜか対象外。 ついでにAMも対象外 -- (名無しさん) 2013-03-02 10 59 13 レールガンの形状はWTと同じ 中身が違うのに外見は同じなんて武器はいまだかつてなかった -- (名無しさん) 2013-03-03 03 38 20 C21でWT実装。レールガンは無く、メイン用ハードポイントがあった ↓ CBでハードポイント部に新規デザのレールガンを固定装備で追加してWT実装 ↓ C21でCB版WTのレールガン流用してC21初のブラレ装備でEL実装(ブラレは非固定) ↓ CBにてC21版のデザインそのままにブラレ固定でEL実装(ただし、BD3前部のハードポイント廃止) といった流れ。レールガンのリデザインが行われなかったため、こちらではWTと被った。 -- (名無しさん) 2013-03-03 12 34 27 どうでもいい話だがこいつのBD、並びにBD@は新サーバー制限がされていない。 他のブラストレールガン持ってる奴とか手持ちとかは軒並み制限されてんのにな・・・ -- (名無しさん) 2013-03-05 16 14 10 ↑既出でござるよ 上のコメント読もう コイツに限ってブロレが無いから許してやろうよ -- (名無しさん) 2013-03-05 18 56 27 ブロレが無いことさえカバーできればかなり強い部類に入る砲戦 超速機動の空戦がいない新サバ制限では猛威を振るうだろう -- (名無しさん) 2013-03-06 06 35 48 新制限ではアンチバルテの役割を果たせる機体が少ないので、 こいつがいるのかもしれない。 とするならばサジⅣと交代してほしいところではあるが。 -- (名無しさん) 2013-06-02 14 00 32 クイランはLV9からだぞ・・・ -- (名無しさん) 2013-07-22 22 06 00 「優れた索敵能力を・・・」と書いてあるが、 何故かブロレは持っていない -- (名無しさん) 2013-08-01 22 10 17 ↑「優れた歩行能力」と索敵能力って意味じゃないかな。 まあ、ブロレ持ってないのに索敵とか何言ってるの状態だが -- (名無しさん) 2015-07-25 00 08 38 AM内蔵は曲がりなりにも前に飛んでく他のAAミサイルと違い 地上の敵相手だと文字通り斜め上の方向で飛んでいってしまう 流石にレールガンで近中距離戦は厳しいので最低でも片手は換装しよう -- (名無しさん) 2015-09-04 02 14 04
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俺「初任務」 マイルズ「落とし穴ァ」 バッハ「敵襲!!」 以上!!! ファルハヤ峠で激しい戦闘が起ころうとしているとき、俺もまた激しい戦闘を繰り広げていた。 俺「らァッ!!」 ドゴンッ!!と手に持っている40mm砲を発砲する俺。俺は肩にかかる反動を感じる。 ネウロイ「キュイイィッ!!!」 ビシュンッ!! もちろんネウロイだってやられてるだけではない。俺の弾丸はネウロイに当たるも、コアには当たらず表面を破壊するだけで、ネウロイはその俺に気付いたのかお返しといわんばかりに ビームを打ち返す。 俺「あぶっ!!」 俺は魔法力で強化された視力を使い、ほぼゆっくりと飛んでくる弾丸を見てすぐに砂の窪みへと体を隠す。それを目視で確認した俺はピュウと口笛を吹き叫び笑う。 俺「ははは!!やっべえな!!まさかビームが飛んでくるなんてよ!!俺の世界だったら弾丸かミサイルだぜ!?半端ねえぜまったくよ!!はははっ!!」 マイルズ「んな笑ってないで撃ちなさいよ!!」 いつものように・・・いや、いつもの数十倍は笑っている俺を見ながらマイルズは心の中で何かを感じる。 マイルズ「(こいつ・・・明らかにいつもと違う・・・まるで戦いを楽しんでるように見えるわ)」 もともと、おれ自身戦うのは嫌いじゃないらしい。実際あんなスコップで相手を殺す技術を身に着けるような変態(各分野では最高の誉め言葉)だ。こんな戦いは 嫌いじゃないのだろう・・・でも、それでもなんだかおかしい。そう感じたマイルズは若干不安に駆られるも、今は目の前のネウロイを倒すことを考える。 マイルズ「食らいなさい!!」 ガウンガウンッ!! 即座に2連射。40mm砲から放たれた徹鋼弾はネウロイへとほぼ同じ場所に命中する。 ネウロイ「ギュピイイッ!!!!」 コアがやられたのか、ネウロイは断末魔を上げ、砕け散る。 マイルズ「これで三体目・・・でもこれじゃ正直きりがないわね」 空になったマガジンを外し、新しいマガジンを手に取りつつ、窪みから眼下に広がるネウロイの群れを見ながらそう呟くマイルズ。この調子ではファルハヤ峠もかなり危ういはずだ。 マイルズ「(早く行かなくちゃ・・・!!)」 マイルズは心の中でそう呟いた。 マイルズが心の中でそう思ってる中、俺も心の中で色々と考えていた。 俺「(やべぇ・・・楽しい楽しすぎる)」 俺は今まで生きた中で感じたことがない高揚感を感じていた。ゲームや本や、そのほかの娯楽をしているときも感じたことのない高揚感を俺は感じていた。 俺「(なんだ?なんなんだこの高揚感は!?もっと!!もっともっともっと!!!もっと感じたい!!)」 もっと感じたい。この背筋を突き抜けるような快感を、この内臓がかき乱されるような感覚を、脳内を犯す麻薬のような感覚を!! 俺「(なら、あいつらの近くにいけばいい話だな!!)」 妙案とばかりにその思いを考え付いた俺は持っていた40mm砲を傍らに放り投げる。 俺「(予備の弾丸もいらねえな・・・)おいマイルズ少佐!!」 マイルズ「ん!?なによこんなと「ほらやるよ」うわっ、ちょ!!」 腰に巻きつけてある弾帯ごと外し、マイルズへと放り投げる。マイルズは慌てたようにその弾帯を受け取る。 マイルズ「ちょっと俺!!弾帯なんか渡してどうしたのよ・・・まさか砲が故障したの!?」 少し大きめな声で聞くマイルズ。周りでは砲を撃つ音と、ビームが飛んでくる音のせいで普通に話しては聞こえないのだろう。マイルズの言葉に笑いながら答える。 俺「ああ!?んなわけねえだろ!!まだまだ撃てるぜ!!」 マイルズ「はあ!?だったらなんで砲捨ててんのよ!!」 俺の言葉に意味がわからないと言いたいかのようにマイルズが聞く。それに対して俺はニタァと笑い、 俺「決まってる今からあそこにーーー」 スッと腰に差しているスコップを取り、 俺「----突っ込んでくるんだよ」 ダッ!! 言い終わるやいなや、俺はネウロイめがけて駆けていった。マイルズは最初俺が何をいってるかわからなかったが、俺が駆け出したのを見て、 マイルズ「~~~あっっっの大馬鹿!!!!」 ぐぐぐっと溜めて思いっきり叫ぶ。マイルズは新しいマガジンを込めて薬室に初弾を送り込む。 マイルズ「全員援護射撃!!あの馬鹿の周りのネウロイ潰すわよ!!」 マイルズがそう叫ぶ・・・が、返事が無い。マイルズは変に思い近くに居た曹長に聞く。 マイルズ「ちょっと曹長!!どうしたのよ!!まさかあの馬鹿やられた!?」 曹長「い、いえ・・・その・・・なんといえばいいのか・・・」 曹長は困惑したような顔になりながら、スッと、俺が走っていたほうへと指差し、 曹長「・・・順調に一人で次々とネウロイを潰しています」 マイルズ「・・・はあ?」 思わず、そう返してしまった。 マイルズたちを置いていき、俺は一人ネウロイへとかけていく。 ネウロイ「キュイイィッ!!!!」 もちろんネウロイがそんな格好な的を逃すわけも無く、五匹ほどのネウロイがビームを撃つ・・・が、 俺「くはははっ!!!」 俺は笑いながら、それをスコップで弾く。軍用スコップでの基本的な防御系統の技だ。実際スペツナズでも教えてる技術である。俺はビームをスコップで弾きつつ ネウロイへと近づいていき、 俺「ラァッ!!」 跳躍。まずは手前にいる手近にいた奴に振り下ろす。 ザギャンッ!! 以前と違い、鋭い音が響く。スコップの縁を鋭利に研いだことで今までの鈍器としてのスコップに『斬る』能力が備わったためだろう。スコップは俺の固有魔法であるスコップ強化と おれ自身の馬鹿魔力によりその威力を高めておりざっくりと、深々とネウロイに突き刺さる。 ネウロイ「ギュピイイイイッ!?」 ネウロイは断末魔のような悲鳴をあげ、バリンと砕け散る。どうやらちょうどコアの部分に切り込めたようだ。俺はそのまま次のネウロイへと向かう。 ネウロイ「キュイイィ!!」 ネウロイたちは俺の存在に恐怖を感じたのか、俺に攻撃を集中させる。だが、歩行脚と違い、魔法力で脚力を以上にまで上げている俺の足はまるでネズミが 全力疾走しているかのように早い。俺はすばやく二匹目の足元へと回り込み 俺「ウラァッ!!」 ネウロイの右前足に横なぎで殴りこむ。ネウロイの足はバギャンと小刻みい音をさせながら砕ける。 ネウロイ「ギュピィッ!?」 ネウロイは驚愕のような悲鳴を上げて右前にある地面へと倒れこむ。俺はその倒れたネウロイの上に駆け上がり、スコップを振り下ろそうとしたが、 バシュンッ!! 俺「おっと!!」 いきなりビームが飛んできたため、それを避ける。避けた際に別のネウロイが放ったビームがちょうど俺が崩したネウロイのコアにぶつかったのか、ネウロイが 粉々に砕け散る。俺はそのビームを放ったネウロイのほうへとすばやく駆け寄る。 ネウロイ「ギュイイイイッ!!!」 ネウロイはバシュンバシュンと次々とビームを放つ。だが俺はくねくねとまるで蛇が動くかのような機動で避ける俺。そしてぐんっとさらに体を沈めネウロイの下へと 潜り込み、 俺「シャァッ!!」 真下から一気に振り上げる。スコップはネウロイの真下についている砲台を切り裂く。 ネウロイ「ギュいいィ!!」 ネウロイは唯一の攻撃武器をやられたのにあせったのか、足を動かし、俺の体を踏み潰そうと足を振り上げ、下ろす・・・だが、俺はそれを目で見ないで素手で 受け止めた。 俺「うっ・・・らァ!!」 一気に、前進のバネを使いネウロイを押し上げる。 ネウロイ「ギュピィッ!?」 ネウロイはまさか自分が押し返されるとは思っていなかったのか声を上げつつそのままひっくり返る。俺はその上に乗りスコップを構え、 俺「ふんっ!!」 鍬で畑を耕すかのように振り下ろす。 ザギャンッ!! 心地よい金属音をさせるも、ネウロイのコアには達していないらしい。軍用スコップは頑丈で便利なのだが、取り扱いやすさを目的としているため、長さが足りないからだろう。俺は舌打ちをしながらも笑みを浮かべ、また振り下ろす。 ザギャンザギャンザギャンッ!!! 何度も何度も・・・俺はまるで子供がおもちゃの人形を振り回すかのように振り下ろす。攻撃されているネウロイも抵抗しようとして足をもぞもぞと動かすも、完全にひっくりかえってるため意味が無い。 すると、俺の目に紅いネウロイのコアが写る。 俺「はァ」 俺はそれを見て嬉しそうな笑みを浮かべスコップを右片手で振り上げ、 俺「らァッ!!」 振り下ろす。スコップはまっすぐとネウロイへと進み、 パリンッ!!! コアを砕く。白い結晶へと変わるネウロイから飛び降りた俺は、目的地であるファルハヤ峠のほうへと視線を向ける・・・俺の眼下には大量のネウロイの群れが ファルハヤ峠へと向かっていた・・・俺はそれを見てニタリと笑い、 俺「最っ高だぜ・・・股ぐらがいきり立ってしょうがねぇ」 そう呟きスコップを握り締めネウロイの群れへと突っ込んでいった。 ~~ハルファヤ峠~~ 俺がネウロイへと突っ込んでいるとき、ハルファヤ峠では地獄が繰り広げられていた。 兵士4「あああああ!!!誰か!!誰かぁぁぁッ!!!!助けてくれぇぇぇッ!!!!」 ネウロイのビーム攻撃により腕がちぎれた兵士が叫びながら助けを求み、 兵士5「目がぁ、目がぁァッ!!!」 何かの破片が目に刺さったのか両手で押さえる兵士、 兵士2「ううぅ・・・」 兵士6「くそくそくそ!!メディック!!メディィィィィィック!!!!」 負傷した友人を抱えながら、衛生兵を呼ぶ声。 兵士8「いてぇいてぇよぅぅぅぅぅ!!」 衛生兵「畜生、おいモルヒネもってこい!!」 衛生兵2「んなもんとっくに切れましたよ!!」 内臓が飛び出し暴れる兵士を押さえつけながら治療を行う衛生兵達。 兵士10「おい!!大丈夫か!?」 兵士9「ああ、くそったれ・・・なあ、俺の足ちゃんとついてるか?」 兵士10「ああ、一本だけな」 肩に別の兵士を担ぎ、テントへと連れて行く兵士。 兵士3「畜生畜生畜生!!」 またある兵士は畜生と連呼しながらアハトアハトを撃つ。 兵士13「馬鹿野郎!!文句言ってる暇があるならもっと装填時間を速くしろ!!」 新しい砲弾を装填しながら、古参であろう兵士が叫ぶ兵士に怒鳴りつける。 兵士3「わかってますよ!!でも、このままじゃ・・・!!」 半泣きで新しい砲弾を箱から取り出しながら叫ぶ兵士。また別の兵士がその兵士に怒鳴りつける。 兵士12「ぐだぐだ言うな!!急げ、急げ!!いそ・・・!!」 げ、と言おうとしたとき、彼らの上空に黒い影が現れた。 ネウロイ「・・・」 ヒュインヒュイン、と独特な滞空音をさせながら、まるで壷の形をしたネウロイが滞空していた。 兵士13「ひ、飛行壷・・・」 古参の兵士がそう呟く。そして傍らに護身用として配備されているブレン軽機関銃を見つけ、 兵士13「う、うおおおおっ!!!」 それを即座に手に取りネウロイへと掃射する。 兵士3「ああああっ!!!」 兵士12「畜生がぁぁぁ!!」 それに続き兵士3と兵士12も傍らにあったエンフィールドとKar98kを連射する。 ダダダダッ!!!ダンダンッ!! しかし、所詮は小銃弾。人間相手なら十分の威力を持つ303ブリティッシュ弾や7.92ミリモーゼル弾も表面の装甲を少しはがす程度だ。ネウロイはまるで余裕な 感じでその弾丸を全身で受け止め・・・ ダダダダダダッ!!!! 実弾掃射の銃を兵士達に掃射する。弾丸は凄まじい速さで兵士達に襲い掛かった。 兵士13「ぐああああっ!!!」 兵士12「ぎゃあああ!!!」 兵士3「うっがあああッ!!!」 兵士達はキリキリと踊るように体を回転させ全身に弾丸を浴びる。 ダダダダダッ!!! だが、ネウロイはそれでも止めずさらに満遍なく、まるで絵筆で紙を塗りつぶすように弾丸を撃ち続ける。 兵士「「「」」」 兵士達はすでに息絶えて倒れているが、ネウロイの放つ弾丸をそれでも受け続け体が真っ赤なミンチへと変わり果てていく。 ダダダダ・・・ そして十五秒ぐらいだろうか?それぐらい掃射して、ネウロイはようやく撃つのをやめた。 ガウンガウンガウンッ!!! すると、ネウロイが移動しようとしたとき、そのネウロイの表面に弾丸がぶつかりはじけ飛ぶ。 兵士15「撃て撃て撃て!!トミーたちを助けろ!!」 遠くから望遠鏡をのぞきこみながら40mm砲を4門備えた機関砲座が放った弾丸がその飛行壷を攻撃する。さすがに40mm弾には耐えることができなかったのか、 バリンと白い破片へと変わり果てる。 兵士15「畜生ーーー」 望遠鏡を覗き込み半泣きになりながら兵士は悪態をつくように呟く。 兵士15「---多すぎる・・・!!」 ~~指揮官所~~ 地面を掘り部屋上にした塹壕の中でバッハとシンプソンは向かい合って今後の作戦を考えていた。 バッハ「戦況はどうだねシンプソン君?」 バッハは目の前にいるシンプソンに聞く。 シンプソン「・・・あまりよろしくはありませんな」 バッハ「ははは、ブリテン的表現だなシンプソン君!!」 シンプソンの言葉を聞き笑いながら答えるバッハ・・・しかしそれもどこか苦痛を秘めてるように聞こえる。 シンプソン「うちの若いのも頑張ってはいるのですが・・・」 バッハ「王立士官学校ではこのようなときはどうすると教わったのかね?」 バッハの言葉に、シンプソンは重々しげに答える。 シンプソン「『これ以上の損害を局限するために・・・明日のために撤退!!』」 バッハ「・・・我々にその明日があれば私もそうするがね」 シンプソン「---同感です」 外の状況を見ても、『明日』など存在しない・・・バッハたちの心の中にはそう、絶望感が出ていた・・・そのとき 通信兵「バッハ少佐!!無線です!ウィッチから!!」 受話器を手に持ちながら、振り返る通信兵。バッハはそれを奪い取るように取る。 バッハ「ハルファヤ峠バッハ少佐「あきらめちゃだめです!!」 自分の所属を答えようとしたとき、無線越しにさえぎるように大声が響く・・・無線越しのウィッチはマイルズであった。 マイルズ「ブロークンアロー受託しました!!現在全戦域でひっちゃかめっちゃかなんですけどーーー何とかしますしてみます!!だからーーー」 砲撃音の中、バッハの耳にマイルズの声が響く。 マイルズ「あと一時間!!あと一時間持ちこたえてください!!」 マイルズの、心からの願い・・・バッハはその声を聞きふっと微笑み、 バッハ「---お安い御用だフロイライン」 チンッと受話器を置く。そしてバッハはふふふと笑い、 バッハ「説明してくれシンプソン君・・・この状況を、この最高に痺れ、とてつもなく楽しい状況を」 バッハの言葉に、シンプソンが答える。 シンプソン「我々が全滅するまであと三十分。われらが女神が到着するまで一時間・・・!!」 バッハ「・・・何か、問題でもあるかね?」 シンプソンの答えににやっと笑いながら聞くバッハ。シンプソンはそのバッハの言葉を聴き、カッと直立不動の姿勢をとり、 シンプソン「問題などありません!!最後の一兵まで戦い抜き、彼女達をお迎えする・・・これぞまさしく『男の花道』といえましょう!!」 バッハ「同感だ」 二人はニヤリと笑いあい、指揮官所から出て行った。 マイルズ「ふう・・・!!」 ビームや弾丸が頭の上を飛び越える中、マイルズは無線機をしまい大きなため息をつく。 軍曹「どうでしたかマイルズ少佐!?」 その横にいた副官を務める軍曹がマイルズに聞く。 マイルズ「ええ、問題ないわ。後は彼らがどこまで持って、私達がどれだけ速くつけるかが鍵よ!!」 ガチャリと、手に持った40mm砲を改めて手に取る。軍曹もはいと頷く。 軍曹「それにしても、私達は後一時間はかかると思いますが、俺さんなら後三十分でつくんじゃないですか!?」 マイルズ「ええ、そうね!!あの馬鹿ならありえるわ!!」 ドゴンドゴンと砲弾を放ちながら、マイルズは軍曹に話しかける・・・そうだ、今俺はあのネウロイの大群の中にいるのだ。しかもスコップ一つで・・・マイルズはふう!!と少し荒々しげにため息を吐く。 マイルズ「本当にもう!!あいつったら好き勝手に動いて!!帰ったら思いっきりぶちのめしてやるわ!!」 ドゴンと、怒りを込めたような一撃をネウロイへと放つマイルズ・・・どうやら相当ご立腹のようだ。軍曹はそんなマイルズを見て、 軍曹「(口ではなんだかんだ言ってるけど、やっぱり俺さんが心配なのかしら?)」 マイルズ「・・・軍曹、なんかいま失礼なこと考えていなかった?」 ジトッと睨むように軍曹を見るマイルズ。軍曹は慌てたように首を左右に振り否定する。 軍曹「そんなとんでもない!!私がそんなこと思うわけないじゃないですか!!」 マイルズ「・・・ならいいけど」 マイルズは怪訝な表情をしながらカチャリと40mm砲を構え直し、キッとネウロイたちを睨みつける。 マイルズ「さあみんな。あの馬鹿を追いかけるわよ!!」 ウィッチs「「「了解(ヤー)!!!」」」 マイルズの声に答えるウィッチたち。部隊は前進を進めた。 ~~ハルファヤ峠~~ バッハ「諸君、援軍が着たぞ!!」 塹壕に隠れつつ銃を撃つ兵士たちにバッハはそう呼びかける。すると、その中の一人の兵士が顔を上げる。 兵士17「た、たった三人だけですか?先生」 バッハ「ああ今はな」 おそらく、教え子なのだろう。そう聞いてくる兵士の肩にぽんと手を置きバッハは微笑む。そして近くに居た古参の兵士に声を掛ける。 バッハ「アハトアハトは?」 兵士18「あそこにあるのが最後の一門です!!」 兵士の指差すほうへと視線を向けるバッハ・・・そして苦々しい顔をする。 バッハ「(クッ、あそこじゃ行くまでにネウロイにやられてしまう・・・!!)」 バッハたちの視線の先にあるアハトアハト・・・距離としては五十mもない場所なのだが、ちょうどその中間に位置するところへとネウロイが進んでいた。もし今出れば、 間違いなくビームの餌食になるだろう・・・だからといってこのままここで見ていても見つかってビームでこんがり肉にされるか弾丸でジャムにされるかを待つのみ・・・ バッハがどうするか悩んでいたとき、 ドゴンッドガン・・・ガキンッジャリン!!キュイイィ・・・ バッハ「?」 どこからともなく、金属を断ち切るような音・・・そして金属を叩き潰すような音・・・さらにネウロイの悲鳴のようなものが聞こえてきた。 シンプソン「?なにやら変な音が聞こえますな」 マルコ「ああ、そういえば・・・」 シンプソンとマルコも聞こえたのか二人ははて?と不思議に思いながら首を捻る。バッハはその場から頭を少しだけ出す。すると、 バッハ「なっ!?」 バッハの目に信じられない光景が映った。 それは・・・見たことも無い茶、緑、黒の三色が混じった変わった服を着た男が・・・ 俺「うらぁぁぁッ!!!!!」 ネウロイ「ギュピイイイイッ!!!!」 ネウロイ相手に、スコップのみで襲い掛かっている光景だった。
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本名 ヒカル・ジュード 年齢 27歳 種族 人間 職業 騎士(第三席隊長) 出身地 ヒサカリア付近の村 身長 152cm 体重 45kg 趣味 鍛練 弱点 水(特に雨) 概要 ユブル王国騎士団第三席隊長。 ヒサカリア周辺の村で生まれ、兄の指導の下で徒手空拳の修行をしつつ、騎士を目指していた。15歳になった時、騎士に対する認識の違いから兄と決別し、首都へと移住して騎士となる。騎士となってからは努力と根性で這い上がり、18歳の頃には副隊長としての地位を得る。副隊長に就任して間もなくクロモリア戦争が始まり、戦争孤児となったキーディアを拾って後見人となる。クロモリア戦争の最中に、さらに騎士としての実績を地道に重ね、最終的に第三席隊長に就任する。 突出して優れた能力を持っているわけでは無いが、隊長としてそれぞれの能力(武力、知力、指導力等)はバランス良く優秀であり、騎士団の中でも総合的な能力が高い。加えて機転が効くので、緊急時での対処能力に非常に優れている。 面倒見が良い事と騎士としての実績から、部下からの信頼は厚い。第三席隊の騎士からだけでなく、他の隊やキーディアからも慕われている。 剣術のスタイルは騎士団の指南書に忠実で、癖の無いオールラウンダー。騎士になる前に徒手空拳の修行をしていたため、投げ飛ばしや殴りのような素手の攻撃にも優れている。また、魔法は全く使えないが、知識に関しては魔術師並みのものを持っている。 性格 剛毅で面倒見が良く、部下の失態に非常に寛容。出世欲とは無縁で、市民の安全を何よりも優先する騎士のお手本のような人物。一方で、頑固で意地っ張りな性格でもあり、意見の違いで決別した兄やクロモリア戦争の主犯であるアトゥーラとは相容れない。(理由なく人を嫌う事は無い) 容姿 30歳に差し掛かり始めた年齢だが、10代後半のような容姿で、下手をすればキーディアよりも年下に見られることもある。 重い鎧を好まず、騎士として活動する時はチェーンメイルのような軽装で剣を携えるシンプルな恰好をしている。 補足事項 クロモリア戦争当時、ウーリュ領との戦いの最前線で、アトゥーラが水魔法による豪雨や洪水を起こした。そのせいで多くの部下を失い、自身も溺れて死にかけてしまう。以来、アトゥーラに対して激しい敵意を抱くと同時に、水と雨に対して強い恐怖心を抱くようになる。小雨ならともかく、少し強い雨が降れば極力外出は避けている。
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HELLSING・少佐演説 192 名前:ヘルシング 少佐演説 :2006/04/22(土) 02 19 23 ID g5jT26rR0 大隊総員傾注!! ミレニアム機関は生きていた!! 更なる研鑚を積み我々は甦った!!! 諸君!! 私は戦争が好きだァ――――!!! 不死身の軍勢はすでに我々が完成している!! 殲滅戦 電撃戦 打撃戦 防衛戦 包囲戦 突破戦 退却戦 掃討戦 撤退戦 この地上でありとあらゆる戦争行動を行うのだァ――――!!! 戦列をならべしだい撃ちまくってやる!! 轟音と共に敵陣を吹き飛ばす 砲兵の一斉発射だァッ!!! 射撃の正確さなら我々の錬度がものを言う!! 空中高く放り上げられた敵兵 バラバラ 効力射!!! 真の戦車を知らしめたい!! アハトアハト ティーゲルだァ!!! 銃撃戦は3階級制覇だが悲鳴を上げて戦車から飛び出してきた敵兵をなぎ倒すなら全階級コレのものだ!! ベルリンの伍長の電気ノコギリ グロスフスMG42だ!!! 白兵戦対策は完璧だ!! 全ドイツ銃剣術 歩兵の横隊!!!! 私のベスト・エモーションはこいつらの中にある!! 恐慌状態の新兵が来たッ 既に息絶えた敵兵を何度も何度も刺突!!! 敗北主義者には絶対に敗けん!! ナチスドイツの戦争見せたる 街灯上 逃亡兵を吊るし上げだ!!! 条約無視(なんでもあり)ならこいつが熱い!! 金切り声を上げるシュマイザー 泣き叫ぶ虜兵を薙ぎ倒しだ!!! 本国内部から哀れなやつらが健気にも立ち上がった!! 雑多な小火器 レジスタンス!!! ルールの無い戦争がしたいからドーラ(80cm列車砲)を使ったのだ!! プロの戦争を見せてやる!!4.8t榴爆弾で都市区画ごと木端微塵に粉砕!!! めい土の土産に略奪・強姦とはよく言ったもの!! 露助の奥義が今 実戦でバクハツする!! コミュニズム蹂躙術 機甲師団先生だ―――!!! 物量こそが地上最強の代名詞だ!! まさかこいつに追いまわされるとはッッ ヤーボ!!! 戦争を望んだからここまできたッ 正気一切不要!!!! 第3帝国のピット(戦闘狂)ソルジャー 諸君!!! 私はただの戦争を望んでいるのではない地獄のような戦争を望んでいるのだ!! 私に付き従う 大隊戦友諸君!!! 戦争の本場は今や情け容赦の無い糞のような戦争にある!! 私についてくる奴はいないのか!! 鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐のような戦争だ!!! 『クリィィィィィクッ問答無用!!』 『戦争!!!』 『戦争!!!』 よろしい ならば戦争だ!!! 握り拳は振り下ろしてナンボのモン!!! 超実戦!! 暗い闇の底から満身の力をこめて我々の登場だ!!! 無限の歓喜は我々のもの 我々を満たすものは思いきりの戦争思いきりの大戦争だけ!! 戦争行動統一王者 一心不乱の大戦争 千人に満たぬ人数でここまできたッ!! 一騎当千の古強者 無敵の敗残兵諸君!!! ならば諸君に私を加え ”総兵力100万と1人の”軍集団が帰ってきたァ!!! 今の我々に躊躇はないッッ!! ミディアンズ・カンプグルツペ最後の大隊!!! 戦後半世紀の封印が今解かれる!! 忘却の彼方から 我ら最後の大隊だ!!! 眠りこけている連中とは違い我々はいつでも全盛期だ!! 不死者達の軍隊 Letzt Batallion 私の台詞に付いてるルビを信じて登場だ!!! 我々の記憶はどーしたッ 軍靴の音 未だ消えずッ!! 髪の毛をつかんで引きずり降ろすも眼を開けさせるのも思いのまま!! 連中を叩き起こし恐怖の味を思い出させてやるのだ!!! 我々に目的はないッ 奴らの哲学では思いもよらないのは当たりまえ!! オペラハウスのご老人達にはないしょだ!!! 日の下開山! 一千人の吸血鬼の戦闘団で世界を燃やし尽くしてやる―――!!! 南米で造った決戦兵器!! 最後の大隊のデンジャラス・旗艦 デクス・ウキス・マキーネの始動だ!!! 離床するならこれはかかせない!! 超A級解除 全ワイヤーと全索引線だ!!! 超一流軍隊の超一流の戦争だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ 全空中艦隊の目標!! 英国本土ロンドン首都上空!!! この名演説はこの私が完成させた!! 武装SSの切り札!! (モンティナ・マックス)少佐だ!!! 懐かしき作戦が帰ってきたッ どこへ行っちゃったンだッ 准尉のしおりッッ 我々はこれを待っていたッッッ第二次ゼーレヴェー作戦の開始だ――――――――ッ 195 名前:リザーバー紹介はドクがお送りします :2006/04/22(土) 02 27 21 ID g5jT26rR0 加えてリップヴァーン中尉の任務遂行を称え超豪華な祝辞を御用意致しました! 『さようなら中尉 ヴァルハラで会おう さようなら さようなら 中尉』 『さようなら 中尉』 『さようなら』 『さようなら』 『さようなら中尉殿』 『さようなら』 『じゃね リップバーン』 『『『ジークハイル』』』 ズパッ ズ…ッ ……ッッ どーやら彼女の前にはザミエルが現れた様ですが、 彼女の未帰還を以ってッ我々はアーカードを打倒致しますッッ 関連レス 196 名前:水先案名無い人 :2006/04/22(土) 02 43 22 ID hJDEfjgK0 192-195 はげしくGJ! 197 名前:水先案名無い人 :2006/04/22(土) 10 54 44 ID WWa+5GrO0 VERRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRY GOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOD!! 198 名前:水先案名無い人 :2006/04/22(土) 14 00 01 ID qi8s/3FJ0 192-195 よくやった 騎士十字章ものだ あとでスレベストに加えてやると伝えろ 199 名前:水先案名無い人 :2006/04/22(土) 14 02 14 ID I1JEn/w30 192-195 GOOD GOOD VEERRYY GOOOD 200 名前:水先案名無い人 :2006/04/22(土) 18 16 43 ID BXcp8mff0 192-195 GJ!!!!!!!! だが貴方が神過ぎるが故に俺が投稿しづらくなってしまった コメント 名前
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【変態兵器】 実際に存在する、あらゆる兵器を擬人化した状態で召喚、使役する 擬人化兵器に受け継がれる兵器の形質は、武装、装甲、その他特殊形質など 擬人化兵器は同時に五体まで使役でき、人間であれば死亡するような ダメージを受けた時、スウゥ…と消滅していく なお、擬人化兵器はもれなく17歳以下の少女である プロフィール 性別 男性 年齢 26 身長 174cm 体重 70 趣味 幼女弄り(整備的な意味で 好き 鉄火場・平穏 嫌い 特に無い、強いて言うなら敵 大切 部下、つまり幼女 容姿、概要 『ステイツ』と呼ばれる大国の軍人、階級は中尉 髪の色は金、剃り込みを入れた短髪。アイカラーは茶 名前は無い、部下からも隊長や中尉と呼ばれる事が殆ど 一目でそれとわかるオリーブの士官服を羽織っている 後述の特殊部隊、『シャドウスキン』の隊長 整備兵であり彼女らの整備及び指揮が主務、戦闘は得意としない 能力者の蔓延るこの地で比較的目立たずに運用テストを行うのが、今回の任務 性格としては至って真面目、平和を好み任務に忠実なのだが、極端な場面での賭け事 俗に言う一か八かや乾坤一擲といった選択を好む節アリ 『シャドウスキン』について 正式名称はA国特殊作戦軍第10特殊作戦部隊 早い話がサイボーグ部隊、各々が違う実在兵器をモチーフにした性能、フォルムを持つ 規模は小隊程度 ただし作戦の目的から大規模な作戦展開は行えない為 分隊単位、つまり5名+指揮官による行動が基本 ベースとなる人間は全てクローン少女 理由は女性でなければ装甲の定着率に問題があり 若くなければ兵器としての運用期間に問題がある事からの、少女 ちなみにダメージは出血と服の破け具合で判断できるぞ! 語源はインドネシアの人形劇『ワヤン・クリ』 英語に直訳してシャドウスキンとなる 兵器になるべくして生まれてきた彼女らへの皮肉とも取れる、余計な設定 制服の上腕あたりに縫われているワッペンにも 『USSOCOM 10th S.O.F』の文字と共に骨と皮の人形のデザインがあしらわれている 隊員一覧 大体WW2-ナム戦あたりの兵器がメインです、趣味と強さの兼ね合いで 性格なんかはあくまで指標 絡みで出した方が面白そうな時は出しますし、出さない時は出しません 陸戦部隊 基本的には四肢や胴体に装甲をあしらい かつ利き腕に主砲を篭手のように装着した形 一部を除いてバランス型、所謂前衛 8.8cmFlaK『ヘルガ』 伝説のアハトアハト、年齢7 名前の通り8.8cm砲を装備 砲兵は砲架や砲身を上に畳んだ状態で背負い 砲撃時に展開して肩越しに方針を向け、砲架は後方へ突っ張る形となる 勿論射撃中は無防備。反面射程は長く、対地対空なんでもござれ 容姿はワンピース幼女、性格は能天気かつ天然なステレオタイプな幼女のそれ L3豆戦車『ベレニーチェ』 イタリアコンビその1 容姿は薄茶の軍服、にピンク髪ロング+割烹着な帽子に緑のリボン ただし下は超ミニかつ上はボタンを空けて臍出しルック 年齢12歳、性能的には非常に残念、強いて言えば他より速力に優れる程度か オリオネとは対照的に、努力家なのに報われない可愛そうな子 コンプレックスを抱きながらも気丈に振舞う、どこかで見た設定 装備は両腕の篭手に装着した8mm重機関銃、ただし超ファンシー M4中戦車『シモン』 Ⅵ号重戦車『テイガー』 ナチスSSの制服、金髪の長髪に軍帽。某磁力の人とは関係無い 凛とした外見にそぐわず、ドジ 更に動きは鈍く、絵に描いたような属性持ち ただしそれを補って余りある火力と腕力、防御性能を誇る 正面切っての殴り合いならお任せ 空戦部隊 基本的に背部から腕部にかけて翼と脚部にホイール ジェットの場合は裏側にジェットエンジンのノズルと頭部に風防を模した着脱可のメット レシプロの場合は双発の場合翼部に、それ以外の場合は臀部にプロペラとなる 傾向としては高機動で紙装甲 零式艦上戦闘機『レイ』 黒髪長髪和装に刀、及び主翼下部から着脱可能な7mm機銃2門を装備 装弾数を犠牲に20mmへの換装も可能だったりする 高い運動性能を誇り、空中を飛び回っての三次元格闘戦を得意とする ちなみに和装の下はボディスーツ、もといスク水 性格は俗に言う大和撫子的な、年齢は16 マッキ MC.205『オリオネ』 イタリアコンビその2、服装は薄茶の軍服に軍帽 金髪ウェーブ、年齢は17歳 最年長だがやる気なし、だってイタリア軍だもん☆ ただしポテンシャルは非常に高い、引き出す気が無いだけ 12mm機銃(250発まで)を2門とハードポイントに爆弾を2つ装着可能 性能的にはレイとシスターの相の子 F-8 クルセイダー『シスター』 ジェット修道女、まんま修道女。ただし性格は冷徹、軍人ですから 最大マッハ1.8での巡航が可能、年齢は16 主翼に4つのハードポイントが存在し、対地or対空ミサイル、爆弾の搭載が可能 ついでに20mm機銃を背中に背負った重装備 ただし小回りが利かない為、肉薄しての戦闘は苦手 必殺技はアフターバーナーをふかして突撃、敵をぶん殴る『判決死刑』 Ju87 スツーカ『ルーデル』 兵器マニアなお姉さん、年齢17 赤い長髪にこれまたナチスの軍服 武装は攻撃機らしく爆弾(2つ)と機銃 ただし37mm機関砲2門への換装が可能、その名も『爆弾鳥』である AH-1S コブラ自衛隊仕様『ヒューイ』 アメリカ生まれ日本育ち、金髪ボサボサロングのセーラー服。14歳 若干日本語が怪しい、典型的なアメリカンガール、かつ短期 ヘリタイプは背中から機体の半分が張り出し、頭上にローターが展開される形 武装は機体後部から張り出したスタブウィングに搭載された70mmロケットが12発 及び対戦車ミサイルが4発、更に取り外し可能な20mm機銃を搭載 最も高い火力を誇るが機動性は低く、ついでに武器の扱いもヘタクソ 典型的な火力で押すタイプである 海戦部隊 脚部に装甲と膝裏から踵にかけてスクリュー 両肩に装甲のような形で甲板が展開、一応歩けます 射撃と海上戦闘に長けた奴ら、潜水艦は出番ナッシングなので未作成 水上が舞台になれば登場するかもね! 陽炎級駆逐艦『雪風』 無口、銀の長髪、15歳、何かとラッキーな子 大和型戦艦『武蔵』 青髪ショート、スポーツ刈りレベルのショート 大艦巨砲主義に似つかわしいスポーティな性格 派手好き フレッチャー級駆逐艦『フランシス』 エミリLOVE、金髪ショートに水兵服、つまりセーラー 役割も駆逐艦なので空母の露払いです エンタープライズ『エミリ』 これまたセーラーに金髪ポニテに眼鏡 利己的な優等生、追っかけが一人いる 空母なのでミニチュアヘルキャットの発進が可能 ファンネル的な感じで運用する、ただし非常に脆い、風系が相手だとアウトなレベル
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ノ´⌒`ヽ γ⌒´ \ // ""⌒ ⌒\ ) i / へ ー i/ 密告完了だおw 調子に乗るんじゃないおw i ■■■■■ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l ⌒ (__人_)^i .| \ \ `ー'... / | \ ( \.|__ ||||||||| ヽ_,_,)~======┏━━━━━━ カチカチ… 中井洽国家公安委員長 警察不祥事情報募集警察に関する悪いこと何でもお知らせ下さい。誠実に対応致します。http //www.dpj.or.jp/keisatu/ 2004 民主党 警察の不正経理問題などに関する情報提供を求め民主党が設けたホームページに寄せられたメールに対し、6月に謝礼のメールを返信した際、情報提供した約120人分のメールアドレスを一緒に送るミスがあったことが10日わかった。 「あて先が見える形で返送し不快な思いをかけた」http //headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040710-00000092-kyodo-soci 2004.6.15 大塚耕平内閣府副大臣 粉飾告発ホットラインhttp //www.dpj.or.jp/funshoku/ 2004 千葉法務大臣 「密告社会作りに加担することになる。一度(密告HP)閉鎖し、適切な方法を考え直してはどうか」 2004.3.16 第四次は富山ネクストキャビネット法務大臣 平岡議員は、共謀罪に設けられている必要的自首減免制度(自首すれば必ず刑が減免されること)の矛盾を追及した。平岡議員は、暴力団などは警察よりも組織が怖いので自首はないのではないか、また逆に一般的な組織においては密告の奨励になり管理社会化が進むのではないかと問い質したhttp //www.dpj.or.jp/news/?num=108 2006 上記2ページ消滅時期 2007 ハトミミ密告金品提供サイト開始(報道) 2008 どのサイト閲覧し、どんな言葉で検索かけたかなど全て読取可能…プロバイダとの通信記録を読み取って広告に利用、総務省が許可) 2010 ニュース ハトミミ@聞くだけでは金品提供していません} 有益な“密告”に金品提供? 「ハトミミ」で政府方針 footnote(http //sankei.jp.msn.com/politics/policy/091223 「ハトミミ」に声届く? 間違えやすい政府サイト ハトミミ.comではなく、hatomimi.go.jpだった。 ハトミミ.comを取得しようとするも手遅れ http //www.47news.jp/CN/200912/CN2009122901000253.html http //www.nicovideo.jp/watch/sm8976778 http //www.nicovideo.jp/watch/sm8971817 ハトミミページ上部へ このページに関する情報、ぜひお寄せください URLなどの情報源をできるだけ添えください。よろしくお願いします 匿名可 情報 すべてのコメントを見る